Fタイル・ダイナミック・リコンフィグレーションのデザイン例ユーザーガイド

ID 710582
日付 4/03/2023
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ドキュメント目次

2.1.1. CPRI Multirateデザイン例: シミュレーション・テストベンチ

図 7. シミュレーション・テストベンチのブロック図

テストベンチ・プログラムは、 Avalon® メモリーマップド・インターフェイスのアクセス、ステータス、およびコントロール信号を介してテストベンチ・コンポーネントを制御します。 Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・アービターは、テストベンチ・プログラムから複数の Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・スレーブへの Avalon® メモリーマップド・インターフェイスのアクセスをデコードするために使用されます。

デザイン例のシミュレーション・フロー
  1. テストベンチのパケット往復測定をディスエーブルします。
  2. プロファイル0 (24G RS-FEC) に基づいてCPRI PHY Multirate IP DUTをパワーアップします。
  3. パワーアップ・プロファイルに基づいてテストベンチ変数を初期化します。変数は次のとおりです。
    • cpri_speed: 現在のプロファイルの速度を示します。
    • enable_rsfec: 現在のプロファイルに対してRS-FECがイネーブルであるかディスエーブルであるかを示します。
    • current_dr_profile: 現在のプロファイルのIDを示します。
  4. ダイナミック・リコンフィグレーションを実行します。
  5. テストベンチのエラーフラグを確認し、テストベンチが成功したか失敗したかを判断します。ダイナミック・リコンフィグレーションのトラフィック・テスト後にエラーが発生した場合、このエラーフラグは1に設定されます。
カスタマイズの場合は、DR_NUMおよびDR_SEQ localparamを使用してテストフローをコンフィグレーションします。プロファイルIDはDynamic Reconfiguration IPに渡され、目的のダイナミック・リコンフィグレーション・タスクをコンフィグレーションします。
  • DR_NUM: ダイナミック・リコンフィグレーション移行の数
  • DR_SEQ: ダイナミック・リコンフィグレーション・シーケンス
例えば、24G RS-FEC > 10G > 4.9Gというダイナミック・リコンフィグレーション・シーケンスを実現するとします。localparamの変更は次のとおりです。
  • DR_NUM = 2
  • DR_SEQ = {DR_TO_4P9G, DR_TO_10G};
デザイン例のデフォルトのコンフィグレーションは、次のとおりです。
localparam DR_TO_24G_RSFEC   = 4'h0;
localparam DR_TO_24G         = 4'h1;
localparam DR_TO_12G_RSFEC   = 4'h2;
localparam DR_TO_12G         = 4'h3;
localparam DR_TO_10G_RSFEC   = 4'h4;
localparam DR_TO_10G         = 4'h5;
localparam DR_TO_9P8G        = 4'h6;
localparam DR_TO_6G          = 4'h7;
localparam DR_TO_4P9G        = 4'h8;
localparam DR_TO_3G          = 4'h9;
localparam DR_TO_2P4G        = 4'ha;
localparam DR_TO_1G          = 4'hb;

localparam DR_NUM = 5;
localparam [3:0] DR_SEQ [DR_NUM-1 : 0] = {DR_TO_24G_RSFEC, DR_TO_2P4G, DR_TO_4P9G, DR_TO_9P8G, DR_TO_10G};