インテル® HLS コンパイラー: ユーザーガイド

ID 683456
日付 12/22/2017
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ドキュメント目次

7. インテル® Quartus® Primeを使用したコンポーネント IP の合成

コンポーネントの予測されているパフォーマンスに問題がない場合は、 インテル® Quartus® Primeを使用してより長いハードウェア合成コンパイルを実行できます。また、このコンパイルはデザインの正確なエリアとパフォーマンス予測も生成します。

インテル® Quartus® Primeのコンパイルが完了すると、high level design レポートファイルはコンポーネントでのエリアおよびパフォーマンス・データを表示します。これらの予測は インテル® HLS コンパイラーを使用してコンポーネントをコンパイルする場合に生成される予測よりもより正確です。

Compilation Time Requirements: 一般的な インテル® Quartus® Primeのコンパイル時間は、コンポーネントのサイズにより数分から数時間を要します。

コンポーネント IP を合成して QoR ( 結果の品質 ) データを生成するには、次のいずれかを実行します。

  • コンポーネントの合成後、HLSコンパイラーに インテル® Quartus® Prime統合フローを自動的に実行するように指示するオプションがあります。i++ コマンドに --quartus-compile オプションを含めます。
    i++ -march="<FPGA_family_or_part_number>" --quartus-compile --component ...
  • 合成した RTL のコンポーネントが既にある場合は、quartusディレクトリーに移動して次のコマンドを呼び出して インテル® Quartus® Primeプロジェクトをコンパイルします。
    quartus_sh --flow compile quartus_compile