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10.3. ループ情報のレビュー
High Level Design レポート ( <result>.prj/reports/report.html ) ファイルには、デザインのすべてのループとそれらのアンロールステータスに関する情報が含まれています。このループ分析レポートは、 インテル® HLS コンパイラー が コンポーネントのスループットを最大化できるかどうかを調べるのに役立ちます。
さらに、ループ分析レポートは、次のプラグマの 1 つもしくは 1 つ以上のループを展開する場所を判断するのにも役立ちます。
- #pragma unroll
#pragma unrollについて詳しくは、 インテル® HLS コンパイラー・リファレンス・マニュアルの「ループ展開 (unrollプラグマ )」を参照してください。
- #pragma loop_coalesce
#pragma loop_coalesceについて詳しくは、 インテル® HLS コンパイラー・リファレンス・マニュアルの「ループ結合 (loop_coalesceプラグマ )」を参照してください。
- #pragma ii
#pragma iiについて詳しくは、 インテル® HLS コンパイラー・リファレンス・マニュアルの「ループ・イニシエーション・インターバル (ii プラグマ )」を参照してください。
- View reports > Loop Analysisをクリックします。
- Analysis ペインでShow fully unrolled loopsを選択し、デザイン内のすべてのループの情報を取得します。
- デザインのスループットを向上させるためのアクションを特定するには、下のフローチャートを参照します。
要確認: II はループのイニシエーション・インターバルを指し、新しいループ反復処理までの開始時間を示します。II の値 = 1 が理想的であり、すなわち、 パイプラインはクロックサイクルごとに新しいループ反復処理が可能なため、パイプラインが最大の効率で機能していることを意味します。