インテル® HLS コンパイラー: ユーザーガイド

ID 683456
日付 12/22/2017
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ドキュメント目次

10.4.1. エリア分析の例

デザインのエリア分析をレビューするには、ソースラインもしくはシステムに基づいた 2 つのオプションがあります。

ソースによるエリア分析

ソースによるエリア分析は、どのようにソースコードの各ラインがエリアに影響を与えるかについての概算を表示します。ソースビューによるエリア分析では、レポートはエリア階層を表示します。

エリアレポート内のSystem入力はデザイン内のすべてのコンポーネントを参照にします。System入力を展開してデザインのすべてのコンポーネントを表示します。この例では、1 つのコンポーネントのみ ( つまり、transpose_and_fold) です。

レポート内の各ラインはステートおよび対応する情報を含んでいます。下の図のエリアレポート例では、ストリームのデータが 17 行目のin_bufに保存されていることを示し、消費されるエリアはポインター値を計算してそれを保存するために使用されます。14 行目は、エリアの消費が 16 RAM ブロックといくつかのロジックを使用するin_bufの結果であることを示しています。

図 5. ソースラインによるエリア使用率の内容

システムによるエリア分析

システムのエリア分析は、FPGA に実装された実際のハードウェアに最も近いエリアの内容を表示します。

図 6. システムによるエリア使用率の内容