V シリーズFPGA デバイスにおけるCvP (プロトコル経由コンフィグレーション) 実装ユーザーガイド

ID 683889
日付 10/31/2016
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ドキュメント目次

2.3. CvP 初期化の代案:自律HIP モード

自律モードは、CvP 初期化を使用してFPGA をコンフィグレーションしていない場合でも、100 ms のPCIe 起動時間要件を満たす必要がある場合に便利です。アルテラのFPGA デバイスは、常にペリフェラル・イメージのコンフィグレーション・ビットを受信し、次にコアイメージのコンフィグレーション・ビットを受信します。コアイメージがコンフィグレーションされると、デバイスはユーザーモードに入ります。自律HIP モードでは、PCI Express のハードIP は、ペリフェラル・コンフィグレーションが完了すると動作を開始します。このモードでは、進行中のコア・コンフィグレーション中にデバイスがユーザーモードに入る前にPCIe IP コアを動作させることができます。

自律HIP モードでは、リンク・トレーニングを完了した後、PCI Express 用のハードIP は、CRS (コンフィグレーション要求再試行ステータス) でホストからのコンフィグレーション要求に応答します。

Arria V、Cyclone V、およびStratix V は、自律モードを提供する最初のデバイスです。以前のデバイスでは、FPGA コアが完全にコンフィグレーションされた後でのみ、PCI Express IP コアがリセットから解放されました。