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2.5.1. インテル® Quartus® Prime のFault Injection Debugger
シングル・イベント・アップセット (SEU) の検出およびデバッグに、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのFault Injection Debuggerを使用します。 デバッガーを使用して、 インテル® Stratix® 10 FPGAデバイスのコンフィグレーションRAM (CRAM) にエラーを挿入します。
Fault Injection Debuggerを使用すると、システム内のFPGAを操作してランダムなCRAMビットフリップを挿入することができます。このようなシミュレートされたSEU検出により、FPGAおよびシステムによるSEUの検出および回復方法の観察が可能になります。結果に応じて、システムの回復順序の調整ができます。
図 4. インテル® Stratix® 10デバイスのFault Injection Debuggerの概要ブロック図
Fault Injection Debuggerを使用すると、次の事項が実行できます。
- 次のいずれかへのシングル・ビット・エラーの挿入
- ランダムな位置
- 指定された領域
- エラー・メッセージ・キューの読み出しによるエラー情報のレポート
注: Fault Injection Debuggerツールを使用するためには、ライセンス版 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアが必要です。