インテルのみ表示可能 — GUID: ewa1462897780080
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1.1. HLSコンパイラー・コマンドオプション
コマンドオプション | 説明 |
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--debug-log | コンパイラーに診断情報を含めたログファイルを生成するように指示します。 デフォルトでは、debug.logファイルは現在の作業ディレクトリー内のa.prjサブディレクトリーにあります。-o <result>コマンドオプションも含める場合は、debug.logファイルは <result>.prjサブディレクトリーに格納されます。 |
-hまたは --help | コンパイラーにすべてのコマンドオプションと画面上のそれらの説明を表示するように指示します。 コマンド : i++ -hまたは i++ --help |
-o <result> | コンパイラーに <result> 実行可能ファイルと <result>.prjディレクトリーの中に出力を配置するように指示します。 コンパイラーはデフォルトで Linux 用にa.outファイルを出力し、Windows 用にa.exeファイルを出力します。-o <result> コマンドオプションは、コンパイラー出力の名前を指定できます。 コマンド例 : i++ -o hlsoutput multiplier.c このコマンド例を呼び出すと、現在の作業ディレクトリー内に Linux 用のhlsoutput実行可能ファイルと Windows 用のhlsoutput.exeを作成します。 |
-v | コンパイルの進行状況を記述するメッセージの表示をコンパイラーに指する Verbose モードです。 コマンド例は、 i++ -v hls/multiplier/multiplier.cで、multiplier.cは入力ファイルを示します。 |
--version | コンパイラーに画面上にバージョン情報を表示するように指示します。 コマンド : i++ --version |
オプション | 説明 |
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-c | コンパイラーに現在の作業ディレクトリーにオブジェクト・ファイル (.o) を前処理、解析、および生成するように指示します。 コマンド例 : i++ -c multiplier.c このコマンド例を呼び出すと、multiplier.oファイルを作成します。 |
--component <components> | コンパイラーが RTL に合成する関数名のコンマ区切り値リストを指定できます。 コマンド例 : i++ --component <components> <input_files> |
-D <macro> [= <val> ] | コンパイラーにマクロ定義 (<macro>) とその値 (<val>) を渡すことができます。 <val> で値を指定しない場合、デフォルト値は 1 になります。 |
-I <dir> | ディレクトリー (<dir>) をインクルード・パス・リストの最後に追加します。 |
-march= [X86-64 | "<FPGA_family>" | "<FPGA_part_number>" | コンポーネントを指定されたアーキテクチャーまたは FPGA ファミリーにコンパイルするように、コンパイラーに指示します。
-marchコンパイラー・オプションは次のいずれかの値を取ります。
コマンド例 : i++ -march=x86-64 multiplier.c このコマンド例を呼び出すと、現在の作業ディレクトリーにa.outファイルを作成します。 コンパイルが失敗した場合は、プロジェクト・ディレクトリー ( a.prjなど ) にあるdebug.logファイルで詳細を参照してください。 |
--promote-integers | コンパイラーに g++ 整数昇格を模倣するための追加の FPGA リソースを使用するように指示します。 --promote-integersコマンドオプションについては <path to i++ installation>/examples/tutorials/best_practices/integer_promotionデザイン例を参照にしてください。 コンパイルに g++ 整数昇格ルールを適用すると、大量のエリア・オーバーヘッドを引き起こします。インテルは、プロダクション・コンパイルでの整数昇格を推奨していません。プロダクション・コンパイルでは、未定義の算術オーバーフロー動作に依存しなくてもいいように、コンポーネント内のデータ型のサイズを適切にします。 |
--quartus-compile | Quartus® Primeソフトウェアを使用して HDL ファイルをコンパイルします。 コマンド例 : i++ --quartus-compile <input_files> 出力ファイルは、 <result>.prj/quartusディレクトリー内のコンパイルした Quartus® Primeプロジェクトと <result>.prj/reportsディレクトリー内のレポートです。このコンパイルは、コンポーネントを FPGA アーキテクチャーにコンパイルする際に作成されるすべてのファイルも生成します。 |
--simulator <name> --simulator none |
検証の実行に使用しているシミュレーターを指定します。
重要: --simulator <name> コマンドオプションは-march=" <FPGA_family_or_part_number> " コマンドオプションと併せてのみ動作します。
デフォルトでは、i++コマンドに-march=" <FPGA_family_or_part_number> " を含める際、--simulator <name> は自動的に--simulator modelsimに設定されるため、--simulator <name> オプションを指定する必要はありません。 --simulator noneオプションは、検証フローをスキップし、対応するテストベンチを生成せずにコンポーネントの RTL を生成するように、HLSコンパイラーに指示します。このオプションは、生成された HLD レポート (report.html) でコンポーネント・デザインを反復する必要がある場合に使用します。 コマンド例 : i++ -march="<FPGA_family_or_part_number>" --simulator none multiplier.c |
オプション | 説明 |
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-clock <clock_spec> | 指定されたクロック周波数または期間で RTL を最適化します。 |
--fpc | 可能な場合、中間丸めと変換を削除します。 |
--fp-relaxed | 算術演算の順序を緩和します。 |
-ghdl | フルデバッグの可視化を有効にし、検証実行可能の実行時にすべての信号をログ付けします。実行可能が実行された後、シミュレーターは波形をa.prj/verification/vsim.wlfファイルにログ付けします。 |
-L <dir> | ディレクトリー (<dir>) をライブラリー・ファイルの検索パスの最後に追加します。 |
-l <library> | オブジェクト・ファイルがバイナリーにリンクする際に、ライブラリー・ファイル名を指定します。 |