インテル® HLS コンパイラー: リファレンス・マニュアル

ID 683349
日付 6/23/2017
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ドキュメント目次

1.4.4. スレーブ・インターフェイス

HLSコンパイラーはコンポーネントで使用できる 2 種類の異なるスレーブ・インターフェイスを提供しています。 一般的に、より小さいスカラー入力はスレーブレジスターを使用します。これらのアレイをコンポーネント内外へコピーする必要がある場合、大きいアレイはスレーブメモリーを使用する必要があります。
表 10.  スレーブ・インターフェイスの型
スレーブ型 実装 関連するスレーブ・インターフェイス リード / ライト動作 同期化 リード・レイテンシー インターフェイス・データ幅の制御
Register レジスター コンポーネントの制御およびステータスレジスター (CSR) スレーブ 書き込まれた値を読み出し直す場合にのみ使用します。コンポーネントは、これらのレジスターをデータパスから更新できません。 コンポーネントの start 信号を使用する同期化を制御するためにhls_stable_argument マクロを使用します。 固定値 1 常に 64 ビット
Memory M20K コンポーネントの専用スレーブ・インターフェイス コンポーネントのデータパスからの更新はメモリーで可視化されます。 このメモリーでのすべての変更は、コンポーネントのデータパスに即時に表示されます。したがって、コンポーネントの外部からのリードとライトは、コンポーネント内で実行中のスレッドがない場合にのみ発生します。 固定値はコンポーネントに依存します。

詳細はコンポーネントの.qsysファイルを参照してください。

データ幅はスレーブのデータ型の倍数であり、倍数は内部アクセスを合わせて決定します。