インテル® HLS コンパイラー: リファレンス・マニュアル

ID 683349
日付 6/23/2017
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ドキュメント目次

1.8.3. コンポーネント内のac_fixedデータ型の定義

HLSコンパイラーのパッケージには任意高精度整数のサポートに関するac_fixed.hヘッダーファイルが含れています。コンポーネントのac_fixed.hヘッダーファイルをプレディケート命令に含めます。

ac_fixedデータ型について詳しくは、任意高精度整数のサポートを参照してください。

  1. 次の方法でコンポーネントにac_fixed.hヘッダーファイルをインクルードします。
    #include "HLS/hls.h"
    #include "HLS/ac_fixed.h"
  2. ヘッダーファイルをインクルードした後、次のようにac_fixed変数を宣言します。
    • ac_fixed<N, I, true, Q, O> var_name; //Signed fixed-point number
    • ac_fixed<N, I, false, Q, O> var_name; //Unsigned fixed-point number
      テンプレートの属性の位置は次のように定義されます。
      N
      ビット単位の固定小数点の合計の長さ
      I
      固定小数点の整数値を表すために使用されるビット数
      Q
      小数部を表すために、生成された精度 ( 小数点以下の桁数 ) が変数で使用可能なビット数を超える値を扱う方法を決定する量子化モード

      量子化モードおよびその詳細については、 <path to i++ installation>/include/ref/ac_datatypes_ref.pdfとして入手可能なMentor Graphics Algorithmic C (AC) Datatypesの「2.1. Quantization and Overflow」を参照してください。

      O
      生成された値が変数で使用可能なビット数よりも多いビットのハンドル方法を決定するオーバーフロー・モード

      オーバーフロー・モードおよびその詳細については、 <path to i++ installation>/include/ref/ac_datatypes_ref.pdfで入手可能な Mentor Graphics Algorithmic C (AC) Datatypesの「2.1. Quantization and Overflow」を参照してください。