1.2.1. トリプルレートSDI II VCXO除去リファレンス・デザイン向けハードウェアのセットアップ
次のトピックの手順を実行して、トリプルレートSDI II VCXO除去リファレンス・デザインに必要なハードウェアをセットアップします。
ハードウェアおよびソフトウェア要件
トリプルレートSDI II VCXO除去リファレンス・デザインには、次のハードウェアおよびソフトウェアが必要です。
- インテル® Arria® 10 GX FPGA開発ボード (10AX115S3F45E2SGE3)
- BNCプラグからSMBプラグへのケーブル
- SDI信号アナライザー
- SDI信号ジェネレーター
- インテル® Quartus® Primeバージョン16.0
開発ボードをケーブルドライバーに接続する
BNCプラグからSMBプラグへのケーブルを使用して、J20 (RXポート) を外部ビデオソースに接続し、J21 (TXポート) をビデオスコープに接続します。
図 9. ハードウェアの接続
DIPスイッチを設定する
開発ボードのDIPスイッチの設定は、次の表で指定されているとおりに行います。
DIPスイッチ | 回路信号名 | 説明 | 設定 | |
---|---|---|---|---|
SW3 (PCIe*) |
1 | X1 | PCIe X1の場合はON | ON |
2 | X4 | PCIe X4の場合はON | ON | |
3 | X8 | PCIe X8の場合はON | ON | |
4 | — | 1.35V MEM_VDD電源レールの場合はOFF | OFF | |
SW4 (JTAG) |
1 | Arria 10 | OFFでJTAGチェーンの インテル® Arria® 10デバイスをイネーブル | OFF |
2 | MAX V | OFFでJTAGチェーンのMAX Vデバイスをイネーブル | OFF | |
3 | FMCA | ONでJTAGチェーンのFMCAコネクターをバイパス | ON | |
4 | FMCB | ONでJTAGチェーンのFMCBコネクターをバイパス | ON | |
SW5 (コンフィグレーション)2 |
1 | MSEL0 | MSEL0 = 1の場合はON (FPP標準モードの場合) | OFF |
2 | MSEL1 | MSEL1 = 0の場合はON (FPP標準モードの場合) | OFF | |
3 | MSEL2 | MSEL2 = 0の場合はON (FPP標準モードの場合) | ON | |
4 | VIDEN | VID_EN Smart Voltage ID (SmartVID) 機能用にイネーブルする場合はOFF | ON | |
SW6 (ボード設定) |
1 | CLK_SEL | 100MHzオンボード・クロック・オシレーターを選択する場合はON SMA入力クロック選択の場合はOFF |
ON |
2 | CLK_EN | MAX Vデバイスに対して CLK_ENABLE 信号をHighに設定する場合はOFF | OFF | |
3 | Si516_FS | SDI REFCLK周波数を148.35MHzに設定する場合はON SDI REFCLK周波数を148.5 MHzに設定する場合はOFF |
OFF | |
4 | FACTORY | ONでファクトリー・イメージをフラッシュからロード OFFでユーザー・ハードウェアをフラッシュからロード |
ON | |
5 | RZQ_B2K | Bank 2KのRZQ抵抗を99.17オームに設定する場合はON Bank 2KのRZQ抵抗を240オームに設定する場合はOFF |
OFF |
図 10. DIPスイッチ
ハードウェアを電源に接続する
開発ボードを12VDC入力 (J13) 電源に接続します。
ポートの割り当て
ハードウェアをセットアップすると、次の物理ポートがSDIチャネルに割り当てられます。
SDIチャネル | ハードウェア | RXポート | TXポート |
---|---|---|---|
0 | Arria 10 GX開発ボード | SDI_RX_P (J20) | SDI_TX_P (J21) |
2 選択したコンフィグレーション・スキームに従ってMSEL [2:0] ビットを設定します。