AN 746: インテル® Arria® 10デバイス向けSDI IIトリプルレート・リファレンス・デザイン

ID 683012
日付 12/31/2019
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ドキュメント目次

1.2.1. トリプルレートSDI II VCXO除去リファレンス・デザイン向けハードウェアのセットアップ

次のトピックの手順を実行して、トリプルレートSDI II VCXO除去リファレンス・デザインに必要なハードウェアをセットアップします。

ハードウェアおよびソフトウェア要件

トリプルレートSDI II VCXO除去リファレンス・デザインには、次のハードウェアおよびソフトウェアが必要です。

  • インテル® Arria® 10 GX FPGA開発ボード (10AX115S3F45E2SGE3)
  • BNCプラグからSMBプラグへのケーブル
  • SDI信号アナライザー
  • SDI信号ジェネレーター
  • インテル® Quartus® Primeバージョン16.0

開発ボードをケーブルドライバーに接続する

BNCプラグからSMBプラグへのケーブルを使用して、J20 (RXポート) を外部ビデオソースに接続し、J21 (TXポート) をビデオスコープに接続します。

図 9. ハードウェアの接続

DIPスイッチを設定する

開発ボードのDIPスイッチの設定は、次の表で指定されているとおりに行います。

表 5.  DIPスイッチ・コントロールの設定
DIPスイッチ 回路信号名 説明 設定
SW3

(PCIe*)

1 X1 PCIe X1の場合はON ON
2 X4 PCIe X4の場合はON ON
3 X8 PCIe X8の場合はON ON
4 1.35V MEM_VDD電源レールの場合はOFF OFF
SW4

(JTAG)

1 Arria 10 OFFでJTAGチェーンの インテル® Arria® 10デバイスをイネーブル OFF
2 MAX V OFFでJTAGチェーンのMAX Vデバイスをイネーブル OFF
3 FMCA ONでJTAGチェーンのFMCAコネクターをバイパス ON
4 FMCB ONでJTAGチェーンのFMCBコネクターをバイパス ON
SW5

(コンフィグレーション)2

1 MSEL0 MSEL0 = 1の場合はON (FPP標準モードの場合) OFF
2 MSEL1 MSEL1 = 0の場合はON (FPP標準モードの場合) OFF
3 MSEL2 MSEL2 = 0の場合はON (FPP標準モードの場合) ON
4 VIDEN VID_EN Smart Voltage ID (SmartVID) 機能用にイネーブルする場合はOFF ON
SW6

(ボード設定)

1 CLK_SEL

100MHzオンボード・クロック・オシレーターを選択する場合はON

SMA入力クロック選択の場合はOFF

ON
2 CLK_EN MAX Vデバイスに対して CLK_ENABLE 信号をHighに設定する場合はOFF OFF
3 Si516_FS

SDI REFCLK周波数を148.35MHzに設定する場合はON

SDI REFCLK周波数を148.5 MHzに設定する場合はOFF

OFF
4 FACTORY

ONでファクトリー・イメージをフラッシュからロード

OFFでユーザー・ハードウェアをフラッシュからロード

ON
5 RZQ_B2K

Bank 2KのRZQ抵抗を99.17オームに設定する場合はON

Bank 2KのRZQ抵抗を240オームに設定する場合はOFF

OFF
図 10. DIPスイッチ


ハードウェアを電源に接続する

開発ボードを12VDC入力 (J13) 電源に接続します。

ポートの割り当て

ハードウェアをセットアップすると、次の物理ポートがSDIチャネルに割り当てられます。

表 6.  SDIチャネルおよびポート
SDIチャネル ハードウェア RXポート TXポート
0 Arria 10 GX開発ボード SDI_RX_P (J20) SDI_TX_P (J21)
2 選択したコンフィグレーション・スキームに従ってMSEL [2:0] ビットを設定します。