ノートブック PC のバッテリー持続時間を向上させる方法

バッテリー消耗の原因は何でしょうか。ノートブック PC のバッテリーが消耗する一般的な原因を確認し、従業員の外出先での作業効率向上にインテル® vPro® プラットフォームがどう役立つのかをご覧ください。1 2 3

ノートブック PC のバッテリー持続時間に関する重要なポイント

  • バッテリー設定を最適化すると、ノートブック PC のバッテリーが長持ちします。

  • リソースを大量に消費するアプリケーションでは、予想以上にバッテリーの消耗が早まる可能性があります。

  • 作業する場所の表面など、意外な要因がエアフローやバッテリーのパフォーマンスに影響を与える場合があります。

  • バッテリー持続時間に配慮して構築されたプラットフォームは、予期しないシャットダウンの回避や、バッテリーのパフォーマンス向上に役立ちます。

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重要なプロジェクトに取り組んでいるときに、ノートブック PC が使えなくなったことがありませんか。ノートブック PC に「バッテリー残量低下」の恐怖心を煽るアラートが表示され、電池切れになる前に急いで電源コンセントを探したことはないでしょうか。画面の明るさ、通気など、思いもよらないような要因が、すべてバッテリーのパフォーマンスに影響します。このようなクリエーターに朗報です。バッテリーの寿命を縮めている原因が分かれば、それを修正すれば良いのです。以下にいくつかのヒントを紹介します。

バッテリーの使用とパフォーマンスの管理設定を最適化する

ありがたいことに、ノートブック PC にはバッテリーの持続時間を延ばすための設定があります。バッテリーの消耗が早すぎると感じたら、まずこの手順を試してください。画面の左下にある Windows の検索バーに「バッテリー」と入力します。表示されるウィンドウで、[バッテリー節約オプション] をオンにし、パフォーマンス向上に役立つその他の設定を確認できます。

もう 1 つ手軽にできるのは、画面の明るさを下げることです。キーボードには、太陽などのアイコンが表示されたファンクション・キーが搭載されていると思います。アイコンをクリックして、矢印キーを使用して明るさを下げます。Windows の検索バーで [ディスプレイの輝度レベル] を検索しても、この設定にアクセスできます。

リソースを大量に消費するアプリケーションを特定して終了する

会議室を出るときに照明を消し忘れたことはありませんか。会議室には、人感センサーが設置されていることが多く、部屋を使用していないときは自動的に照明がオフになります。この機能により電力消費量を削減できます。同様に、消費電力の多いアプリケーションをオフにすると、バッテリーを長持ちさせることができます。

バッテリーを節約するために、もう使用しないアプリケーションを終了することを検討してください。どのアプリケーションが、ほかのアプリケーションよりもバッテリー消費が早いのかわからない場合は、Windows の検索バーに「バッテリーの使用状況」と入力します。[アプリごとのバッテリー使用量] セクションを見ると、どのアプリが最も多くバッテリーを消費しているかを確認できます。例では、Google Chrome が 45%、Microsoft Excel が 21%、Microsoft Word が 9% のバッテリーを消費していることがわかります。最も電力消費が激しいアプリを終了します。この例の場合は、Google Chrome を終了します。もう 1 つの簡単な方法は、ノートブック PC を機内モードに切り替えて、バッテリー消費量を抑えることです。

グラフィックスとディスプレイの設定を調整する

ノートブック PC にグラフィックス・プロセッサー (GPU) が搭載されている場合、それがバッテリーを消耗させている可能性があります。[バッテリーの使用状況] 画面を開き、GPU がどれほどバッテリーを使用しているかを確認してください。表示されているバッテリー使用量が気に入らない場合は、グラフィックス設定を変更すればいつでもバッテリーを少し節約できます。

例えば、プログラムの設定を見直して、異なるアプリケーションをグラフィックス・プロセシング・チップに割り当てることで、バッテリーへの負荷を軽減することができます。また、ゲームをディスクリート・グラフィックス・カードに、その他すべてを統合グラフィックスに割り当てることも可能です。

適切な通気を確保する

ノートブック PC 用バッグにデバイスを入れるのは確かに便利ですが、エアフローを妨げ、バッテリーの消耗を早める可能性があります。素材がノートブック PC のバッテリーの通気用ポートを遮断し、消耗を早めてしまうからです。ノートブック PC をバッグに入れる前には、電源を切るか、スタンバイモードに切り替えてください。目的地に着いたら、ノートブック PC を取り出します。あまり快適ではないかもしれませんが、膝のように柔らかい表面ではなく、机のように平らで硬い表面を使用することで、エアフローを確保し、バッテリー持続時間を伸ばすことができます。

また、汚れやごみも忘れてはなりません。小さなほこりやごみがポートを詰まらせて、バッテリーの働きを悪くする可能性があります。このような場合、エアダスター・スプレーを使えば、溜まったごみを吹き飛ばして、バッテリーの消費を正常に戻すのに役立ちます。

ノートブック PC のバッテリーの状態を確認する

ほとんどのノートブック PC は、リチウムイオン電池を採用しています。そのため、通常は時間の経過とともに充電を保持する能力を失っていきます。箱から出したばかりのバッテリーは、100% の充電を簡単に保持できますが、古くなるとパフォーマンスが 30% に低下する場合があります。ただし、バッテリーが古くなったからといっても、重要なプロジェクトの最中に、ノートブック PC が思いがけずオフになるのは受け入れがたいことです。ノートブック PC のバッテリーの状態を積極的にチェックすることで、そのような事態を回避することができます。ここでは、ノートブック PC のバッテリーの状態を確認する、簡単な手順を紹介します。

  1. Windows の検索バーに「PowerShell」と入力します。Windows PowerShell の青い画面が表示されます。
  2. 「powercfg/batteryreport」と入力して、Enter キーを押します。このコマンドでは、C:\Users\Your Username\battery-report.html のようなファイルパスが返されます。
  3. このファイルパスを Windows の検索バーに入力すると、ノートブック PC のバッテリーの状態に関する詳細が表示されます。

バッテリーの状態が最適でないことを示す危険信号には、バッテリーが本来よりも早く切れること、ノートブック PC が常に過熱状態になっていることなどがあります。

バッテリー持続時間を向上させる用意はできましたか?

小規模ビジネスの意思決定者であるなら、生産性は使用するツールに左右されることをご存じでしょう。ツールにはそれぞれ目的があります。充電が必要以上に早く切れてしまうバッテリーのように、特定のツールがしっかりと役割を果たさないと、ワークフロー全体に影響が及ぶ可能性があります。