インテル® Stratix® 10 SoC FPGAブート・ユーザーガイド

ID 683847
日付 11/10/2021
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ドキュメント目次

4.7.2. HPS先行のブート

この場合、デバイスは最初にQSPIフラッシュから小さなフェーズ1ビットストリームでコンフィグレーションされ、HPS IO、HPS DDRがコンフィグレーションされて、HPSがFSBLの実行を開始します。その後、HPSソフトウェアでは、通常はるかに大きなフェーズ2コンフィグレーション・ビットストリームを使用して、FPGAファブリックをコンフィグレーションできます。次の図で示しているのは、そのプロセスの概要です。
図 24. HPS先行のブートを使用したAvalon Streamingを介したコンフィグレーション
  1. ハードウェア・プロジェクトを インテル® Quartus® Primeでコンパイルして、SOFファイルを取得します。
  2. HPS FSBLソースコードをコンパイルしてHPS FSBL hexファイルを取得するか、事前コンパイルされたファイルを使用します。
  3. Programming File Generatorを使用して、次のファイルを作成します。
    • Raw Binary File (RBF): 小さなフェーズ1コンフィグレーション・ビットストリームが含まれています。
    • Core RBF File: 通常はるかに大きなフェーズ2コンフィグレーション・ビットストリームが含まれています。後にHPSソフトウェアがファブリックをコンフィグレーションするために使用されます。
    1. 後にHPSソフトウェアは、フェーズ2 Core RBFビットストリームを使用してFPGAファブリックをコンフィグレーションします。
  4. MSELをAVSTモードに設定します。
  5. デバイス上で電源投入、電源入れ直し、または nCONFIG のトグルを行います。
  6. AVSTを介して接続された外部マスターを使用し、フェーズ1ビットストリームを使用してデバイスをコンフィグレーションします。

    HPSソフトウェアの実行が、HPS FSBLを先頭に開始されます。

    後にHPSソフトウェアは、フェーズ2 Core RBFビットストリームを使用してFPGAファブリックをコンフィグレーションします。