ジェネリック・フラッシュ・プログラマー・ユーザーガイド: インテル® Quartus® Primeプロ・エディション

ID 683495
日付 12/23/2019
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ドキュメント目次

1.3.1.2.1. ビットストリーム認証のイネーブル (Programming File Generator)

ビットストリーム認証には、ルートキーと1つ以上のデザイン署名キーを含むFirst Level Signature Chain (.qky) の生成が必要です。ルートキーは、ベース・セキュリティー機能をイネーブルし、公開署名チェーンを介してデザイン署名キーの認証をします。ルートキーは、eFuse内に、SHA-256またはSHA-384の鍵ハッシュを格納します。
またオプションで、ファームウェアの共同署名機能をイネーブルして、デバイスを実行するコンフィグレーション・ファームウェアのバージョンの署名を要求できます。その後、FPGAデバイスは認証されたファームウェアのロードができるようになります。
注: First Level Signature Chainキーの生成の段階的な説明は、 インテル® Stratix® 10 Device Security User Guideを参照してください。

Assemblerの設定で .qky を指定した後、Assemblerは生成した .sof にFirst Level Signature Chainを追加します。

署名されたコンフィグレーション・ビットストリームを .sof ファイル用に生成するには、Programming File Generatorを使用します。JTAG Indirect Configuration File (.jic) およびRaw Programming Data File (.rpd) フォーマットは、Active Serial (AS) コンフィグレーションに使用可能です。Programmer Object File (.pof) およびRaw Binary File (.rbf) は、 Avalon® Streamingコンフィグレーションに使用可能です。

ビットストリーム認証をイネーブルするには、次の手順に従います。

  1. Intel Stratix 10 Device Security User Guide の説明にあるとおり、ルートキーと1つ以上のデザイン署名キーを含むFirst Level Signature Chain (.qky) を生成します。
  2. コンフィグレーション・ビットストリームにFirst Level Signature Chainを追加するには、Assignments > Device > Device and Pin Options > Securityをクリックし、Quartus key fileのオプションにFirst Level Signature Chain .qky を指定します。
  3. 複数の物理的なデバイス・セキュリティー・オプションをイネーブルするには、Security ページの More Optionsボタンをクリックしてください。その他のセキュリティー・オプションのダイアログボックス ですべてのオプションについて説明しています。
    図 8. Securityタブ (デバイスおよびピンのオプション)
  4. ステップ1 : プライマリー・デバイス・プログラミング・ファイルの生成 の説明にあるとおり、Assemblerでプライマリー・デバイス・プログラミング・ファイルを生成します。プライマリー・デバイス・プログラミング・ファイルには、ファーストレベルの認証をイネーブルするデータが含まれています。
  5. オプションでデバイスのファームウェア認証の共同署名をイネーブルするには、ステップ2 : セカンダリー・プログラミング・ファイルの生成 (Programming File Generator) で説明されるように、次のオプションを使用して .jic または .rbf セカンダリー・プログラミング・ファイルを生成します。
    1. Programming File Generatorで、Propertiesボタンをクリックします。Input File Propertiesのダイアログボックスが表示されます。
      図 9. デバイスのファームウェア認証の共同署名のイネーブル (インテルStratix 10デバイス)
    2. Enable signing toolOnに設定します。
    3. Private key fileには、ファームウェア共同署名用のデザイン署名キーPrivacy Enhanced Mail Certificatesファイル (.pem) を指定します。このキーは、FPGAデザイン署名キーとは別のものにすることができます。
    4. Co-signed firmwareの場合、Quartus Co-Signed Firmwareファイル (.zip) を指定します。
    5. OKをクリックします。
  6. Programmerを使用して、.jic または .rbf でデバイスをコンフィグレーションします。
インテル® Agilex™ デバイスには、まだ使用できないセキュリティーのオプションです。