使い始めユーザーガイド: インテル® Quartus® Prime プロ・エディション

ID 683463
日付 5/07/2018
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ドキュメント目次

4.4.2. Entity Auto Discoveryの更新

インテル® Quartus® PrimeおよびQuartus IIソフトウェアのすべてのエディションは、プロジェクト・ディレクトリーで未定義のエンティティを検索します。 たとえば、Quartus Settings File(.qsf)でデザイン・ファイルとして「sub」を指定せずにデザインでエンティティ「sub」をインスタンス化する場合、シンセシスはsub.vsub.vhdなどを検索します。一方、 インテル® Quartus® Prime プロ・エディションはフローの異なる段階でAuto-Discoveryを実行します。RTLコードがこのようなAuto Discoveryの変更に対応していることを確認してください。
表 19.  Entity Auto Discoveryの相違点
他のQuartusソフトウェア・プロダクト インテル® Quartus® Prime プロ・エディション
常にプロジェクト・ディレクトリを自動検索し、未定義エンティティのパスを検索します。 常にプロジェクト・ディレクトリーを自動検索し、未定義エンティティのパスを検索します。 インテル® Quartus® Prime プロ・エディションシンセシスは、他のQuartusソフトウェア・プロダクトよりも早い段階でフロー中にAuto-Discoveryを実行します。これにより、さらに多くのシンタックス・エラーが検索されます。オプションとして、次の.qsfアサインメントを使用してAuto Discoveryをディスエーブルすることも可能です。set_global_assignment -name AUTO_DISCOVER_AND_SORT OFF