インテルのみ表示可能 — GUID: lxx1572268459722
Ixiasoft
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5.1. トグルレート
インテル® FPGA Power and Thermal Calculator (PTC) で指定されるトグルレートは、表示される動的消費電力に大きな影響を与えます。正確な見積もりを取得するには、現実的なトグルレートを入力する必要があります。現実的なトグルレートの特定には、FPGA が受信している入力の種類とそれがトグルする頻度を理解している必要があります。
デザインが完了していない際に正確な見積もりを取得するには、機能ごとにデザイン内の個別のモジュールを分離し、リソースのトグルレートとともにリソースの使用率を見積もります。これを実現する最も簡単な方法は、以前のデザインを使用して、同様の機能を備えるモジュールのトグルレートを推定することです。
次の図の入力データは、データの転送にエンコードされています。また、トグルレートは約 50% です。
- データのトグルレート
- Mod 入力のトグルレート
- デコーダー、RAM、フィルター、モジュレーター、およびエンコーダー・モジュールのリソース概算
- デコーダー、RAM、フィルター、モジュレーター、およびエンコーダー・モジュールのトグルレート
これらの見積もりは、さまざまな方法で生成することができます。過去に同様のモジュールをほぼ同等のトグルレートのデータ入力で使用している場合は、その情報を使用することができます。MATLAB* シミュレーションが一部のブロックで利用可能な場合は、シミュレーションからトグルレート情報を取得することができます。HDL が一部のモジュールで利用可能な場合は、それらをシミュレーションしてトグルレートを取得することができます。
HDL が完成している場合に、トグルレートを特定する最良の方法は、デザインをシミュレーションすることです。トグルレートの見積もり精度は、入力ベクトルの精度に依存します。したがって、シミュレーションの網羅率が高いかどうかを判断することで、トグルレート情報の精度を適切に評価することができます。
インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアでは、デザインで使用される各リソースのトグルレートを特定することができます。それには、シミュレーション・ツールからの情報を提供する必要があります。デザインはさまざまなツールでシミュレーションすることができ、それらの情報は、Signal Activity File (.saf) またはValue Change Dump (.vcd) ファイルを介して インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアに提供されます。 インテル® Quartus® Prime の Power Analyzer は、最も正確な消費電力の見積もりを提供します。