インテル® Cyclone® 10 LPデバイスファミリーのピン接続ガイドライン

ID 683137
日付 11/09/2020
Public

電源供給ピン

(注12を参照)

注: インテル® では、 インテル® Quartus® Primeデザインを作成し、デバイスのI/O割り当てを入力し、デザインをコンパイルすることを推奨しています。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、I/O割り当ておよび配置規則に従いピンの接続をチェックします。この規則は、デバイスの集積度、パッケージ、I/O割り当て、電圧割り当て、およびこのドキュメントまたはデバイス・ハンドブックに記載されていないその他の要因によって異なります。
表 5.  電源供給ピン
ピン名 ピンの機能 ピンの説明 接続ガイドライン
VCCINT 電源 これらは内部ロジックアレイの電圧供給ピンです。

すべてのVCCINTピンは、1.0V電源または1.2V電源のいずれかに接続する必要があります。VCCINT 1.0Vの インテル® Cyclone® 10 LPデバイスとVCCINT 1.2Vの インテル® Cyclone® 10 LPデバイスでは、注文コードが異なります。注15を参照してください。

適切な絶縁フィルターを使用して、VCCD_PLLをVCCINTと共有するオプションがあります。デカップリングは、特定のボードのデザインのデカップリング要件によって異なります。注2および注4を参照してください。

VCCD_PLL[1..4] 電源 PLL[1..4] のデジタル電源です。これらのピンは、PLLを使用しない場合でも電源投入する必要があります。

PLLを使用しない場合でも、これらのピンを1.0V (VCCINTが1.0Vの場合) または1.2V (VCCINTが1.2Vの場合) のいずれかに接続する必要があります。VCCINT 1.0Vの インテル® Cyclone® 10 LPデバイスとVCCINT 1.2Vの インテル® Cyclone® 10 LPデバイスでは、注文コードが異なります。注15を参照してください。

適切な絶縁フィルターを使用することで、これらのピンにはVCCINTと同じレギュレーターから供給することができます。最大電圧リップルが± 3%の絶縁型スイッチング電源を使用します。注11を参照してください。

これらのピンのデカップリングは、特定のボードのデザインのデカップリング要件によって異なります。注2、注4、注6を参照してください。

VCCA[1..4] 電源 PLL[1..4] のアナログ電源です。すべてのPLLを使用しない場合でも、すべてのVCCAピンに電源を投入する必要があります。また、VCCAピンはすべて、同時に電源投入し、同時に切断する必要があります。設計者は、このピンを他のVCCピンから分離し、ジッター性能を向上させることが推奨されます。

PLLを使用しない場合でも、これらのピンを2.5Vに接続する必要があります。最大電圧リップルが± 3%の絶縁型リニアまたはスイッチング電源を使用します。注11を参照してください。

インテル® では、このピンを他のVCCから分離し、ジッター性能を向上させることを推奨しています。

VCCIO[1..8] 電源 バンク1から8のI/O電源電圧ピンです。各バンクでは異なる電圧レベルをサポートすることができます。VCCIOは、すべてのI/O規格の入力および出力バッファーに電力を供給します。 これらのピンは、I/Oバンクに割り当てられているI/O規格に応じて、1.2V、1.5V、1.8V、2.5V、3.0V、3.3Vの電源に接続します。デカップリングは、特定のボードのデザインのデカップリング要件によって異なります。注2および注4を参照してください。
GND グランド デバイスのグランドピンです。 GNDピンはすべて、ボードのGNDプレーンに接続する必要があります。
GNDA[1..4] グランド PLL[1..4] およびデバイスのその他のアナログ回路のグランドです。 デジタルGNDプレーンが安定しており、静かで、グランドバウンスの影響がない場合は、ボードのアナログ・グランド・プレーンを絶縁することなくGNDAピンをGNDプレーンに接続することを検討できます。
VREFB[1..8]N[0..2] I/O 各I/Oバンクの入力リファレンス電圧です。バンクで電圧リファレンスのI/O規格を使用する場合、これらのピンはそのバンクの電圧リファレンス・ピンとして使用されます。電圧リファレンスのI/O規格がバンクで使用されない場合は、VREFピンはユーザーI/Oピンとして利用可能です。 VREFピンを使用しない場合は、それらをピンが存在するバンクのVCCIOまたはGNDに接続する必要があります。デカップリングは、特定のボードのデザインのデカップリング要件によって異なります。注2を参照してください。