インテル® Cyclone® 10 LPデバイスファミリーのピン接続ガイドライン

ID 683137
日付 11/09/2020
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電源共有ガイドライン

表 6.   インテル® Cyclone® 10 LPデバイスの電源共有ガイドライン2つのパワー・レギュレーターを必要とする例を示します。
電源ピン名 レギュレーター数 電圧レベル (V) 電源許容範囲 電源ソース レギュレーター・スイッチング 備考
VCCINT 1 1.0/1.2 ± 30mV/± 50mV スイッチャー (*) 共有 適切な絶縁フィルターを使用し、VCCD_PLLをVCCINTと共有するオプションがあります。適切な絶縁フィルターにより、VCCD_PLL電源を±3%の最大リップル電圧に制限します。レギュレーターの能力によっては、この電源を複数の インテル® Cyclone® 10 LPデバイスと共有することができます。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェア内のEarly Power Estimation (EPE) ツールを使用し、特定のデザインに必要な電力の特定を支援します。
VCCD_PLL 分離
VCCIO 2 不定 ± 5% リニアまたはスイッチャー (*) 2.5Vの場合は共有 VCCIOに2.5Vが必要な場合は、適切な絶縁フィルターを使用してVCCAをVCCIOと共有するオプションがあります。ただし、他のVCCIO電圧では、VCCAに2.5Vのレギュレーターが必要です。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェア内のEarly Power Estimation (EPE) ツールを使用し、特定のデザインに必要な電力の特定を支援します。
VCCA 2.5 分離 適切な絶縁フィルターを使用し、VCCAをVCCIOと共有するオプションがあります。適切な絶縁フィルターにより、VCCA電源を±3%の最大リップル電圧に制限します。レギュレーターの能力によっては、この電源を複数の インテル® Cyclone® 10 LPデバイスと共有することができます。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェア内のEarly Power Estimation (EPE) ツールを使用し、特定のデザインに必要な電力の特定を支援します。

各ボードデザインでは、独自の電力解析により、特定のボードデザイン要件を満たすために必要なパワー・レギュレーターを決定する必要があります。

図 1.  インテル® Cyclone® 10 LPデバイスの電源共有ガイドラインにおける例
注:
  1. VCCAにスイッチ電源を使用する場合は、この電源を±3%の最大リップル電圧に制限します。VCCD_PLLにスイッチ電源を使用する場合は、この電源を±3%の最大リップル電圧に制限します。
  2. 指定されているバンクに接続しているI/O規格に応じて、バンク4、5、6、7、8のVCCIOピンを1.2V/1.5V/1.8V/2.5V/3.0V/3.3Vの電源に接続します。
  3. インテル® Cyclone® 10 LPデバイスには2つのバリアントがあります。1つはコア電圧VCCINT 1.0Vで給電され、もう1つはコア電圧VCCINT 1.2Vで給電されます。各バリアントには異なる注文コードがあります。