高速リード・ソロモンIPコア・ユーザー・ガイド

ID 683120
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

2.4. アルテラIPコアのシミュレーション

Quartus® Primeソフトウェアは、サポートされるEDAシミュレータでのアルテラIPコアのRTLおよびゲートレベルのシミュレーションをサポートしています。 Quartus® Primeソフトウェアは、各IPコア向けの機能シミュレーション・モデル、テストベンチ(またはデザイン例)、およびベンダ向けに特化したシミュレータ・セットアップ・スクリプトを含む各IPコア向けのシミュレーション・ファイルをIP生成時に生成します。 IPコアとともに生成された機能シミュレーション・モデルやテストベンチまたはデザイン例を、シミュレーションに使用できます。また、IP生成出力には、あらゆるテストベンチをコンパイルおよび動作させるためのスクリプトも含まれます。生成されたスクリプトには、IPコアをシミュレーションするために必要な全てのモデルまたはライブラリがリストされています。

Quartus® Primeソフトウェアは、ユーザーのシミュレータとの統合を提供し、また、ユーザー・スクリプトおよびカスタム・シミュレーション・フローを含む、多様なシミュレーション・フローをサポートしています。いずれのフローを選択したとしても、IPコアのシミュレーションは以下のステップを伴います。

  1. シミュレーション・モデル、テストベンチ(またはデザイン例)、シミュレータ・セットアップ・スクリプト・ファイルを生成する
  2. シミュレータ環境とシミュレーション・スクリプトを設定する
  3. シミュレーション・モデル・ライブラリをコンパイルする
  4. シミュレータを動作させる

Quartus® Primeソフトウェアは、ユーザーが選択したシミュレーション環境に統合できます。この項では、標準的なスクリプトおよびNativeLinkシミュレーション・フローの設定、および実行方法について説明しています。 Quartus® Primeプロ・エディションは、NativeLinkシミュレーションをサポートしていません。