Intel® Performance Maximizer を使用した CPU のオーバークロック

インテルの自動 CPU テストにより、自信を持ってオーバークロックできます。1

オーバークロックとは?2 3

それが原因で製品が公開されている仕様とは異なる場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。]ほとんどの方がオーバークロックについて耳にしたことがあるでしょう。これは、プロセッサーの速度を工場出荷時の設定を超えて引き上げることです。つまり、CPU (中央演算処理装置) が 1 秒ごとに実行する命令サイクルの周波数、その「クロック速度」を増加させ、CPU に送られる電圧を調整することを言います。

コンピューターの「頭脳」であるプロセッサーの高速化は、情報の取得と処理の高速化を意味します。オーバークロックされた CPU は、新しいハードウェアを購入しなくても高速で動作します。これは、CPU の速度の制約を受けるプログラムのパフォーマンスが向上するということです。

ただし、オーバークロックを開始する前に克服すべき課題がいくつかあります。従来のプロセスでは、BIOS または UEFI (オペレーティング・システムの起動前に表示されるテキストベースのインターフェイス) を変更し、CPU を手動でテストして、高速時または高負荷時に安定するかどうかを確認します。

こうすると、CPU をオーバークロックする方法はよく分かりますが、時間がかかりすぎる場合があります。インテル® エクストリーム・チューニング・ユーティリティー (インテル® XTU) は、ユーザーが BIOS ではなくオペレーティング・システム内で作業できるようにすることで、ストレステストとインテル® CPU の監視のプロセスを簡素化して、安定したオーバークロックを見つけます。

しかし、第 9 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーのオーバークロック方法がさらに簡単になりました。それがインテル® パフォーマンス・マキシマイザーです。

インテル® パフォーマンス・マキシマイザーとは何ですか?

インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは、マシンアシストによるテストを使用して、第 9 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーで自動オーバークロックを実行するオーバークロック・ソフトウェアです。インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは、テストと調整を手動で行うオーバークロック・プロセスに代わるものです。インテリジェントなテストにより、ユーザーの作業を自動化し、CPU の個々の特性に基づいてオーバークロックの最大安定周波数を特定します。

このテストはどのような仕組みですか?インテルのクライアント・パフォーマンス / エンスージアスト向け戦略マーケティング部門の Aaron McGavock 氏は次のように述べています。「インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは、独自のテストを使用して、動作中のプロセッサーにかかりうるさまざまなストレスとアルゴリズムを対象としています。テストはコアごとに行われるため、プロセッサーに搭載されているコアの数によっては、完了までに数時間かかることがあります」

インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは、最大 16GB のストレージ容量を使用して、オペレーティング・システムやその他のソフトウェアからの干渉なしに CPU をテストできるパーティションを作成します。これは、UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) 環境で行われます。UEFI 環境は、OS よりも先に起動するインターフェイスであり、ほとんどの最新のコンピューターで BIOS (基本入出力システム) の代わりに使用されています。テスト中にコンピューターが再起動され、この環境に入ります。

16GB の空き容量に加えて、次のものが必要になります。

  • 第 9 世代インテル® Core™ プロセッサー K シリーズ:
    • インテル® Core™ i9-9900K プロセッサー
    • インテル® Core™ i9-9900KF プロセッサー
    • インテル® Core™ i7-9700K プロセッサー
    • インテル® Core™ i7-9700KF プロセッサー
    • インテル® Core™ i5-9600K プロセッサー
    • インテル® Core™ i5-9600KF プロセッサー
  • Windows* 10
  • Z390 チップセットと最新の BIOS を搭載したオーバークロック対応マザーボード
  • 8GB 以上の RAM
  • マルチファン・エア・クーラや一体型 (AIO) 水冷クーラーなどのアフターマーケット冷却ソリューション。冷却性能が向上すると、CPU が安全に高速に到達するようになります。
  • PC を使用できない時間は数時間 (テストの長さはコア数によって異なります)。PC の電源を切ってテストを中断しないでください。
  • ストレージをバックアップします。続行する前に、パーティションが作成されるドライブ上の重要なデータをバックアップします。

インテル® パフォーマンス・マキシマイザーの使用方法

インストールを開始する前に、オーバークロック・ソフトウェアをすべて無効にします。以前に BIOS 設定を変更したことがある場合は、インテル® パフォーマンス・マキシマイザー ・ユーザーガイドの 7 ~ 8 ページを参照して、デフォルトに戻してください。

次にインテル® パフォーマンス・マキシマイザーをダウンロードします。.exe を開き、必要に応じて管理者権限を付与します。

使用許諾契約に同意してインストールしたら、システムを再起動します。

システムの再起動後、インテル® パフォーマンス・マキシマイザーを開きます。オーバークロックの影響に関する免責事項をよくお読みください。

ご不明な点がある場合は、19.99 ドルのインテル® パフォーマンス・チューニング・プロテクション・プラン (インテル® PTPP) の購入をご検討ください。詳細については、この FAQ を参照してください。

内蔵ストレージデバイス (外付け USB ドライブでもスティックでもなく) を選択して、UEFI パーティションを作成します。空き容量がない場合は、インテル® パフォーマンス・マキシマイザーで既存のパーティションを縮小できます。この手順を実行する前に、重要なデータはすべてバックアップしてください。

インテル® パフォーマンス・マキシマイザーでは、パーティションの作成に数分かかる場合があります。テストを開始する準備ができました。

注意: テストには数時間かかることがあります。インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは、CPU の各コアを個別に徹底的にテストするため、標準データを使用して CPU のパフォーマンスを予測するよりも時間がかかります。各シリコンチップの製造におけるわずかな違いに対して、より正確な結果が得られます。また、8 コア CPU のテストには 4 コア CPU よりも長い時間がかかります。テスト中に複数回再起動されることは普通です。

テストの実行中には、コンピューターの電源を切ってプロセスを中断しないでください。不正確な結果が生じる可能性があります。

開始する準備ができたら、[続行] をクリックしてください。テスト中、インテル® パフォーマンス・マキシマイザーが UEFI 環境 (Windows を起動せずにテストできます) から進捗状況を報告します。

テストをキャンセルしたい場合、メッセージ「Press any key within 10 seconds to abort testing (テストを中止するには、10 秒以内にいずれかのキーを押してください)」が表示されたら安全にキャンセルできます。

テストが終了すると、インテル® パフォーマンス・マキシマイザーが新しい設定を適用するため、システムが再起動されます。次に、Intel® Performance Maximizer が CPU クロック速度の向上をまとめた要約を提示します。

処理中にエラーメッセージが表示された場合は、インテル® パフォーマンス・マキシマイザー・ユーザーガイドのトラブルシューティングのセクションを参照して、解決方法を確認してください。

[完了] をクリックしたら、システムが安定していることを確認します。最後に 1 回再起動してから、インテル® エクストリーム・チューニング・ユーティリティー (インテル® XTU) でストレステストを実行して、安定性を確認します。

オーバークロックをお楽しみください

インテル® パフォーマンス・マキシマイザーを使用すれば、推測しなくてもオーバークロックを行えます。他のオーバークロック・ソフトウェアとは異なり、「事前定義されたデータ」ではなく、マシンアシストによるテストの結果を活用します。

Mcgavock 氏が述べているように、インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは「極めて堅牢なパフォーマンス検証分析を実行し、個々のオーバークロック対応プロセッサーの異なる機能に合わせて設定を自動的に調整します」

つまり、インテル® パフォーマンス・マキシマイザーは、オーバークロック対応第 9 世代インテル® Core™ プロセッサーを使用すれば、誰でも簡単にオーバークロックを実行できます。

上記の手順に従って、インテル® CPU のパワーを開放してください。

ダウンロード

インテル® エクストリーム・チューニング・ユーティリティー (インテル® XTU): これを使用して、オーバークロック後に CPU の負荷テストを実行します。

インテル® エクストリーム・メモリー・プロファイル (インテル® XMP) ガイド: この機能を使用して RAM の速度を上げる方法について説明します。インテル® CPU を搭載した PC で BIOS 画面から有効にできます。

免責事項

1 * その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
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動作周波数または電圧を改変すると、プロセッサーやほかのシステム・コンポーネントの故障または耐用年数の減少を引き起こしたり、システムの安定性やパフォーマンスが低下するおそれがあります。仕様の枠を超えてプロセッサーが動作している場合、製品保証は適用されません。詳細については、システムおよびコンポーネントのメーカーにお問い合わせください。

3 説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、それが原因で製品が公開されている仕様とは異なる場合があります。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。