学校向けのパワフルな PC

高機能、高性能な PC が生徒の学習体験を強化します。

PC についての重要ポイント

  • 生徒と教師は、アクティブラーニング環境での学年によって変化する利用ニーズおよびパフォーマンス・ニーズに適した、高速でパワフルな PC の恩恵を受けることができます。

  • 意思決定者は生徒に最良のアカデミックな環境を用意するために、意性能、携帯性、耐久性、接続性、セキュリティー、予算などのさまざまな要素を考慮する必要があります。

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学校向け PC の重要性

テクノロジーは、生徒の学習体験と教育者の指導の実践において中核をなすようになりました。IT スタッフと学校管理者は、生徒一人一人に PC を提供しようとしていますが、単にデバイスを与えるだけでは不十分です。パワフルな PC は、生徒が物理的な教室、自宅、またはそのハイブリッド・モデルで学習するかに関わらず、最適な学習を促進し、推進するための重要な要素です。

学校向け PC の利点

豊富なオプション: PC には各年齢層に最適な幅広いオプションが用意されています。意思決定者は、さまざまなフォームファクター、サイズ、プロセッサーの性能レベルから選ぶことができ、特にインテルの CPU と組み合わせることで、生徒に高速接続と高品質を提供できます。最適な PC を選択することで、IT 管理者にとっての総所有コストも低くなり、一度 PC を購入したら長期間安心して使用し続けることができるようになります。これにより、デバイスの交換や更新が必要になる頻度を減らしつつ、進化し続ける生徒のニーズに対応することができます。

アクティブラーニングと反転授業環境をサポート: アクティブラーニングは、生徒の直接参加と「行動」による学習を奨励する指導方法です。同様に、反転授業の指導技法は、生徒に自宅での課題を完了させ、教室での実践的な活動に参加させることで、生徒のエンゲージメントを高めることを目的としています。生徒は教室や自宅で PC が手元にあることで、クリティカル・シンキング、創造的行動、効果的な学習を促す授業に積極的に参加することができます。生徒は PC を使用して技術的なスキルを身に付けつつ、革新的なスキルセットとマインドセットを開発することで知識を拡張することもできます。

リモート学習、教室内、およびハイブリッド学習に最適な選択肢: COVID-19 の流行が教育業界を大きく転換し、教師や学校は迅速に適応することを余儀なくされました。各生徒に対応した PC があれば、場所が変わっても生徒は、よりパーソナライズされた教育空間で教育にアクセスしてコラボレーションすることができます。インタラクティブなフラットパネル・ディスプレイや学級内で Intel Unite® などの追加テクノロジーを使用することで、生徒がどこで学習していても、効率的な学習と教育の実践を促進することができます。

学生と教育者の成功のために適切なデバイスを選択する際に考慮すべき事項

学習を成功させるには、優れたパフォーマンスの生徒用デバイスが不可欠です。2020年にインテル主導で実施した米国に拠点を置く幼稚園から高校までの学校を対象とした研究では、調査した IT 意思決定者のうち 92% が、効果的に学習する能力に直接的かつ否定的な影響を与える学生向けデバイスの問題について報告しています。1 もっと生徒によるデバイスの使用方法に合わせて調達していれば、回避できていた問題が大半です。生徒と教師に適したデバイスを選択するにあたっては、考慮すべき重要な側面が 4 つあります。

性能と年齢層

どのデバイスが必要かを評価する最適な方法は、年齢層ごとの性能要件を検討することです。小学 5 年生に必要なのはビデオ会議とリモート学習へのアクセスのみでしょうか。あるいは、小学 6 年生から中学 2 年生向けにプログラミング、コーディングやデジタルコンテンツ作成のためのアプリケーション、もっと進んで中学 3 年生から高校 3 年生向けには AI、機械学習、eスポーツのためのアプリケーションが必要でしょうか。一般に、複数アプリケーションを同時実行しようとすれば、より高い性能が要求されます。

前述のインテルの調査によると、最も多く報告された授業での問題の 1 つはデバイスの性能不足でした。これにより遅延やフリーズが発生し、生徒は最初から最後まで授業に参加できなかったり、期日までに課題を終えることができなくなったりしています。また、多くのデバイスでは、複数アプリケーションを同時実行しようとするとクラッシュが発生し、中学、高校の生徒が必要とするクリエイティブなプログラムや、大量のデータを処理するプログラムが実行できていませんでした。最終的には、教材にアクセスできなかったり、宿題を完了して提出したり、授業のコマに出席できなかったりするような学習の損失が発生していました。

購入したデバイスを最大限活用するために、生徒がどのように使用するかについて現状だけではなく将来を見据えて検討し、求められる性能を十分に備えたデバイスを選択してください。次の表は、生徒の教育活動で必要とされるコンピューティング能力に見合った PC のインテル® プロセッサーを学年別に示しています。

生徒たちと一緒にインテル® Core™ i3 に決めました。インテル® Celeron® にしても良かったのですが、ソフトウェアの観点、カリキュラムと方向性の観点、長期使用の観点から、今後積み上げていく学習を考慮し、何度も買い替えなくても良いものを選ぼうと思いました。

— ティム、ニューヨーク、教育委員長

携帯性と耐久性

PC は、価格やバッテリー持続時間など、少数の仕様項目に基づいて購入決定されることがよくありますが、デバイスが自宅と学校の間を移動するかどうか、コンピューター・ラボに設置したままにするかどうか、低年齢の生徒が使用できる耐久性があるかどうか、および複数の場所に接続する可能性があるかについて検討することが重要です。パフォーマンスはデバイス選定の際の重要な要素であると同時に、生徒がデバイスをどこでどのように使用するかを考えると、選択すべきフォームファクター、サイズ、携帯性、頑丈さ (耐久性) が変わってきます。

インテルの調査によって、将来的に自宅に持ち帰るデバイスの購入を計画している IT 意思決定者 も、耐久性とフォームファクターのアップグレードを検討していることが分かりました。意思決定者が求める耐久性機能の上位には、耐水性のキーボード、傷つきにくいディスプレイ、丈夫なヒンジなどがありました。リモートで学習し、自宅と学校の間を移動する学生にとって、デバイスが物理的に壊れたり遅くなったりしないことが重要です。耐久性に優れた PC を使用すれば、学生は好きな場所にデバイスを持ち出すことができますし、IT 管理者は教室外用の PC への交換を考慮する必要ありません。さらに、年齢の低い生徒が使用するデバイスについては、今後数学年の間ダメージを受けないくらいの耐久性が重要になります。

年齢の低い生徒を対象とした場合にフォームファクターについて真っ先に考慮すべきは、デバイスの重量、画面サイズ、キーボードがなくても使用できるタッチスクリーンといった機能でしょう。耐水キーボードを使用するとデバイスの寿命が延びるため、年齢の低い生徒の学年が進み、コンテンツ作成のために多用し始めるころになっても使い続けることができます。より負荷の高いアプリケーションをサポートし、エンゲージメントを高める、大き目の画面サイズ、タッチスクリーン機能、キーボード、ドローイングパッド は、年齢が上の生徒にとって価値があります。年齢や学習環境ごとに最適なデバイスを検討してみましょう。その中でも PC は学校にさまざまな構成とオプションを提供し、必要な選択肢と柔軟性を提供します。

接続性

接続性は、とりわけハイブリッド学習とリモート学習をする生徒の成功にとって重要です。インターネットに接続できなければ、生徒は深刻な不利益を被ります。デバイスの性能、携帯性、耐久性がどんなに優れていようと接続して授業にリモートで出席できなければ意味がありません。家庭によっては、インターネットへのアクセスは高価な選択肢であるか、まったく選択肢ではない場合があります。

調査対象の学校管理者は、デバイスを受け取る生徒の少なくとも 4 分の1 が自宅でインターネットにアクセスする環境がなかったと報告しています。また、地方に暮らす生徒の 3 分の 1 以上は不十分な接続に苦労していました。1 さらに、IT 意思決定者によると、2020年にデバイスを上回り、2 番目に多額のテクノロジー投資が行われたのは、帯域幅と接続性を向上させるためのインフラストラクチャー全般でした。

学校は教育への平等なアクセスを目指して、接続性の制約による影響が大きい生徒には PC にオンボードの LTE またはホットスポットを付属して提供することを検討しています。接続性が確保されている場合、インテル® vPro® 搭載の PC であれば、Wi-Fi 6 内蔵または、Wi-Fi 6 (Gig) に対応可能なので、スムーズなビデオ会議、高速ダウンロード、信頼性の強化、および混雑したネットワークでのパフォーマンス向上を実現できます。インテル® vPro® は、統合されたハードウェア・ベースのセキュリティー機能という利点も提供します。

接続性は、おそらく私たちが抱えている最大の課題です。財政問題を抱える家庭に対処しなければならないからです。どの家庭にもインターネットがあるわけではありません。家庭で接続できるようにするために数百ものホットスポットを提供しています。

—マーク、コロラド、教育管理機関の CEO

管理性とセキュリティー

リモート学習とハイブリッド学習が教育の必須要素となった現代において IT 意思決定者は、自宅に持ち帰るデバイスの購入が増加し、分散したデバイスの管理性とセキュリティーの維持が IT スタッフの重要な関心事となることを予測しています。1 対 1 のモデル (生徒 1 人にデバイス 1 台) が一般的になりつつあるため、リモートで管理しやすい PC フリートの構成がこれまでよりも重要になります。トラブルシューティングと定期的なメンテナンスは、生徒の学習体験を妨げるだけでなく、IT コストの増大にもつながります。

インテルは、管理者が管理戦略、データ保護、ネットワークとクラウドのセキュリティーを決定できるように、教育におけるセキュリティー戦略に関する総合的なハンドブックを作成しました。また、保護者はインテルの子供向けオンライン・セーフティー・プログラム (Online Safety for Kids Program) を利用して、お子様にオンラインの安全性の重要性を教えることもできます。

投資の価値を最大化

デバイス購入のコストをトータルに考慮し、長期的に投資から最大限の価値を引き出す方法を評価することが重要です。デバイス購入のコストを完全に考え、時間の経過とともに投資から価値を最大限に引き出す方法を決定することが重要です。優れた性能のデバイスを選択すると、継続的に使用でき、学年が上がっても生徒の進歩に合わせて必要な性能を提供できるため、投資効果が長続きします。

インテルの調査によると多くの学校で、パンデミック中に使用されているデバイスに、生徒のニーズを満たすための特性や機能がないことが分かりました。IT 管理者による頻繁過ぎる更新サイクルの実施を防ぐには、高品質のデバイスを購入して、耐用年数を長くし、生徒がワークロードのバランスを取れるようにし、接続を安定させ、複数のアプリケーションを同時に実行し、学習が進んで高度化したニーズに対応できるようにします。

インテルの学校向け PC

インテルには、アクティブラーニング環境向けに、学校に役立つさまざまなデバイスやその他のテクノロジーのポートフォリオがあります。IT 管理者は、性能、フォームファクター、接続性、管理性、セキュリティー、予算など複数の考慮事項を念頭に置くことで、生徒がどこで学習しようと、年齢を問わず、最適な判断を下すことができます。

教育の成功のためにインテルは投資します

インテルは、教育分野における取り組みとサポートで長年の実績があります。2020年3月のパンデミック宣言から時を置かずしてインテルは、学生のリモート学習を可能にし、テクノロジーを応用して景気回復を支援することなどを目標としたパンデミック対応テクノロジー・イニシアチブを発表しました。1 例としてテキサス州ヒューストンでの投資があります。2020年7月、インテルは Microsoft と T-Mobile と協力し、ヒューストンのコミュニティーにデジタルスキルとリソースへのアクセスを、要件を満たした学生と保護者にはインターネット接続を提供しました。

さらに、インテルは First Book と協力 して、Creating Learning Connections Initiative を立ち上げました。このイニシアチブでは、米国拠点の学校に 500 万米ドル相当の PC、ソフトウェア、構成サービス、デジタル学習リソースを提供しました。40% の生徒が動作するデバイスが利用できない中で、このプログラムは、支援が必要な生徒や教育者に重要なツールやリソースへのアクセスを提供することを目指しています。2