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2.1. デザイン階層と一致する SignalTap II Debug File の作成
Arria 10 デバイスでは、 Quartus® Primeスタンダード・エディション・ソフトウェアは、build_stp.tcl と <ip_core_name>.xmlの2つのファイルを生成します。これらのファイルで、デザイン階層に一致しているプローブポイントを含んだ SignalTap® IIファイルの生成できます。
Quartus® Primeソフトウェアはこれらのファイルを <IP core directory>/synth/debug/stp/ディレクトリーに保存します。
Quartus® Primeソフトウェアでデザインを合成します。
- View > Utility Windows > Tcl Consoleをクリックし、Tcl コンソールを開きます。
- Tcl コンソールで、次のコマンドを実行します。
source <IP core directory>/synth/debug/stp/build_stp.tcl
- 次のコマンドを入力し、STP ファイルを生成します。
main -stp_file <output stp file name>.stp -xml_file <input xml_file name>.xml -mode build
- プロジェクトにこの SignalTap® IIファイル (.stp) を追加するために、Project > Add/Remove Files in Projectを選択します。次に、デザインをコンパイルします。
- Tools > Programmerをクリックし、FPGA をプログラムします。
- Quartus Prime > Tools > SignalTap® II Logic Analyzerをクリックし、 SignalTap® II Logic Analyzer を開始します。
ソフトウェア生成スクリプトは、 <output stp file name>.stpで SignalTap® IIのアクイジション・クロックを割り当てない可能性があります。その結果、 Quartus® Primeソフトウェアはauto_stp_external_clockというクロックピンを自動的に作成します。適切なクロック信号を各 STP インスタンスの SignalTap® IIサンプリング・クロックとして手動で置き換える必要がある場合があります。
- デザインを再コンパイルします。
- Run Analysisをクリックし、IP コアの状態を監視します。
デザインでの使用不可を表す赤色の信号または SignalTap® IIインターフェイスが見られる場合があります。たいていの場合、これらの信号やインターフェイスを支障なく無視できます。これらは、ソフトウェアが幅の広いバスを生成し、デザインに含まないインスタンスが存在するために見られます。