インテル® Arria®10 Avalon®-MM インターフェイスのPCI Express*デザイン例向けユーザーガイド

ID 683476
日付 3/15/2017
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1.5. ハードウェアでのテストとデザインの統合

図 6. 手順
図 7. Arria 10 GX FPGA 開発キットでの PCI Express デザイン例のテスト用ソフトウェア・アプリケーションWindows PC 上で動作するソフトウェア・アプリケーションは、すべての PCI Express デザイン例で同じハードウェア・テストを実行します。

Arria 10 GX FPGA 開発キットで PCI Express デザイン例をテストするためのソフトウェア・アプリケーションは、32 ビットと 64 ビット Windows プラットフォームの両方で使用可能です。このプログラムは次のタスクを実行します。

  1. Configuration Space、レーンレート、およびレーン幅を印刷します。
  2. 指定された BAR にオフセット 0x00000000 で 0x00000000 を書き込み、メモリーを初期化して読み込みます。
  3. 指定された BAR のオフセット 0x00000000 に 0xABCD1234 を書き込みます。それを読み込んで比較します。

正常に終了すると、テストプログラムは「PASSED」のメッセージを表示します。

次の手順に従って、Quartus Prime ソフトウェアでデザイン例をコンパイルします。

  1. Quartus Prime ソフトウェアを起動し、 <example_design>pcie_example_design.qpf.を開けます。
  2. Processing > menu で、 Start Compilation を選択します。

    デザイン例とデザイン・コンポーネントのタイミング制約は、コンパイル時に自動的にロードされます。

ハードウェアでデザイン例をテストするには、次の手順を実行します。

  1. <example_design>/software/windows/interopディレクトリーで、Altera_PCIe_Interop_Test.zipを解凍します。
    注: ハードウェア・テストの実行の指示について、同じディレクトリー内のreadme_Altera_PCIe_interop_Test.txtファイルを参照することも可能です。
  2. altera_pcie_win_driver.infで、Windows ホストマシーンに PCIe 用の インテル® FPGA Windows デモドライバーをインストールします。
    注: コンポーネント GUI で指定されたデフォルト Vender ID または Device ID を変更した場合は、altera_pcie_win_driver.infでもこれらを変更する必要があります。
    1. <example_design> ディレクトリーで、Quartus Prime ソフトウェアとコンパイルするデザインを起動します (Processing > Start Compilation)。
    2. 開発ボードをホスト・コンピューターに接続します。
    3. 生成した.sofファイルで、開発ボードに FPGA をコンフィグレーションします (Tools > Programmer)。
    4. Windows デバイス・マネージャーを開き、ハードウェアの変更をスキャンします。
    5. 不明な PCI デバイスとしてリストされている インテル® FPGA を選択し、Windows_driverディレクトリーの適切な 32 ビットまたは 64 ビット・ドライバー (altera_pice_win_driver.inf) を指します。
    6. ドライバーが正常に読み込まれた後、Windows デバイス・マネージャーに新しいデバイス名のAltera PCI API Deviceが表示されます。
    7. Windows デバイス・マネージャーのリストにあるAltera PCI API Deviceで、Bus、Device、および Function Number を決定します。
      1. デバイスの下のAltera PCI API Driverタブを展開します。
      2. Altera PCI API Deviceで右クリックし、Propertiesを選択します。
      3. Bus、Device、およびデバイスの Function Number に注意してください。 次の図で一例を示します。
      図 8. 新しい PCIe デバイスでの Bus、Device、および Function Number の決定
  3. <example_desing/software/windows/interop/Altera_PCIe_Interop_Test/Interop_softwareディレクトリーで、Alt_Test.exeをクリックします。
  4. プロンプトが表示されたら、Bus、Device、および Function Number を入力し、IP コアのパラメーター化の際に指定した BAR 番号 (0-5) を選択します。
    注: ハードウェア設定での Bus、Device、および Function Number は、異なる場合があります。
  5. テストが正常に終了すると、「PASSED」のメッセージが表示されます。