1.5. ハードウェアでのテストとデザインの統合
図 6. 手順
図 7. Arria 10 GX FPGA 開発キットでの PCI Express デザイン例のテスト用ソフトウェア・アプリケーションWindows PC 上で動作するソフトウェア・アプリケーションは、すべての PCI Express デザイン例で同じハードウェア・テストを実行します。
Arria 10 GX FPGA 開発キットで PCI Express デザイン例をテストするためのソフトウェア・アプリケーションは、32 ビットと 64 ビット Windows プラットフォームの両方で使用可能です。このプログラムは次のタスクを実行します。
- Configuration Space、レーンレート、およびレーン幅を印刷します。
- 指定された BAR にオフセット 0x00000000 で 0x00000000 を書き込み、メモリーを初期化して読み込みます。
- 指定された BAR のオフセット 0x00000000 に 0xABCD1234 を書き込みます。それを読み込んで比較します。
正常に終了すると、テストプログラムは「PASSED」のメッセージを表示します。
次の手順に従って、Quartus Prime ソフトウェアでデザイン例をコンパイルします。
- Quartus Prime ソフトウェアを起動し、 <example_design>pcie_example_design.qpf.を開けます。
- Processing > menu で、 Start Compilation を選択します。
デザイン例とデザイン・コンポーネントのタイミング制約は、コンパイル時に自動的にロードされます。
ハードウェアでデザイン例をテストするには、次の手順を実行します。
- <example_design>/software/windows/interopディレクトリーで、Altera_PCIe_Interop_Test.zipを解凍します。
注: ハードウェア・テストの実行の指示について、同じディレクトリー内のreadme_Altera_PCIe_interop_Test.txtファイルを参照することも可能です。
- altera_pcie_win_driver.infで、Windows ホストマシーンに PCIe 用の インテル® FPGA Windows デモドライバーをインストールします。
注: コンポーネント GUI で指定されたデフォルト Vender ID または Device ID を変更した場合は、altera_pcie_win_driver.infでもこれらを変更する必要があります。
- <example_design> ディレクトリーで、Quartus Prime ソフトウェアとコンパイルするデザインを起動します (Processing > Start Compilation)。
- 開発ボードをホスト・コンピューターに接続します。
- 生成した.sofファイルで、開発ボードに FPGA をコンフィグレーションします (Tools > Programmer)。
- Windows デバイス・マネージャーを開き、ハードウェアの変更をスキャンします。
- 不明な PCI デバイスとしてリストされている インテル® FPGA を選択し、Windows_driverディレクトリーの適切な 32 ビットまたは 64 ビット・ドライバー (altera_pice_win_driver.inf) を指します。
- ドライバーが正常に読み込まれた後、Windows デバイス・マネージャーに新しいデバイス名のAltera PCI API Deviceが表示されます。
- Windows デバイス・マネージャーのリストにあるAltera PCI API Deviceで、Bus、Device、および Function Number を決定します。
- デバイスの下のAltera PCI API Driverタブを展開します。
- Altera PCI API Deviceで右クリックし、Propertiesを選択します。
- Bus、Device、およびデバイスの Function Number に注意してください。 次の図で一例を示します。
図 8. 新しい PCIe デバイスでの Bus、Device、および Function Number の決定
- <example_desing/software/windows/interop/Altera_PCIe_Interop_Test/Interop_softwareディレクトリーで、Alt_Test.exeをクリックします。
- プロンプトが表示されたら、Bus、Device、および Function Number を入力し、IP コアのパラメーター化の際に指定した BAR 番号 (0-5) を選択します。
注: ハードウェア設定での Bus、Device、および Function Number は、異なる場合があります。
- テストが正常に終了すると、「PASSED」のメッセージが表示されます。