1.6. インテル® Jam STAPL Byte-Code Playerを使用するヒットレス・アップデート
STAPL (Jam Standard Test and Programming Language) は、ファイルサイズが小さく、使いやすく、プラットフォームに依存しないため、組み込みプロセッサーを介したインシステム・プログラミングに必要なシステム要件を満たしています。
組み込みプロセッサーを介したインシステム・プログラミングにSTAPL (Jam Standard Test and Programming Language) を使用すると、便利なインフィールド・アップグレード、簡単なデザインのプロトタイピング、および高速プログラミングが可能になります。
図 3. 組み込みプロセッサーを介したインシステム・プログラミングに向けたJam STAPLを使用するヒットレス・アップデートの実装
JamまたはJBCプレーヤーによる手法は、 インテル® Quartus® PrimeのProgrammerを使用することができないアプリケーションにおいて重要です。 インテル® Quartus® PrimeのProgrammerから、インテル Quartus PrimeのProgrammerでのヒットレス・アップデート で説明されている.ipsファイルとともに.pofを.jamまたは.jbcファイルに変換することができるため、 インテル® Quartus® PrimeのProgrammerと同じヒットレス・アップグレード・メカニズムまたはアルゴリズムを.jamまたは.jbcファイルに統合することができます。JamまたはJBCプレーヤーを使用すると、入力.jamまたは.jbcファイルに基づきヒットレス・アップグレードのJTAGアルゴリズムを実行することができます。
インテル® Jam STAPL Byte-Code Playerを介してヒットレス・アップデートを実装するには、次の内容を行う必要があります。
- .jamまたは.jbcファイルの生成。.jamまたは.jbcファイルには、インシステム・プログラミング (ISP) 対応デバイスのプログラミングに必要なすべての情報が含まれています。これには、プログラミング・アルゴリズムやヒットレス・アップデート・メカニズム (変換時に.ipsファイルを含めた場合) が含まれます。
- 組み込みプロセッサーで実行されるJAM Playerを使用してJAMファイル情報を解釈。