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5.1.1. FシリーズおよびIシリーズデバイスのSmartVID機能の実装
SmartVID機能をサポートするデバイスにはVIDヒューズ値があります。これは、デバイス製造時に、ヒューズブロック内にプログラムされたものです。VIDヒューズ値で表される電圧レベルの範囲は、0.7 Vから0.9 Vです。各デバイスには、それぞれ固有のVIDヒューズ値があります。
ブーストされたVIDヒューズ値の外部レギュレーターまたはシステム電力コントローラーへの送信は、PMBusインターフェイスを介して行われます。ブーストされたVIDヒューズ値を受信すると、調整可能なレギュレーターにより、VCC とVCCP の電圧レベルが調整され、VIDヒューズ値で指定された電圧になります。
FシリーズおよびIシリーズデバイスによるSmartVID設定は、コンフィグレーション・プロセスの初期ステージで実行されます。SmartVIDプロセスでは、VCCとVCCPの電圧レールをユーザーモードで継続的に監視します。Power Managerでは、温度監視と電圧調整を必要に応じて行います。詳細については、温度補償の項を参照してください。
仕様8 | 値 |
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電圧範囲 | 0.6 V - 1.0 V |
電圧ステップ | 5 - 10 mV |
ランプ時間 |
|
電圧出力フォーマット | 動作モード | |
---|---|---|
PMBusマスターモード | PMBusスレーブモード | |
Linearモード | あり | なし |
VIDモード | なし | なし |
Directモード | あり | あり。係数はm=1、b=0、およびR=0。変換された出力電圧はミリボルト (mV) 単位です。 |
関連情報
8 仕様が要件を満たしていることを確認するには、選択した電圧レギュレーターのデータシートを参照してください。
9 システムがCvP機能をサポートし、初期パワーアップ時の PCI Express* ( PCIe* ) リンクアップ・タイミング・バジェットを満たす必要がある場合、最小ランプ時間は10 mV/60 µsとなります。