AN 922: ECOコンパイルフローの使用

ID 683873
日付 9/28/2020
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1.3.5. 新しい場所にノードを配置する

place_node コマンドを使用して、ノードのLABロケーションを指定し、既存のノードを新しい場所に配置します。この例では、ノード i11i8 のターゲット座標は (24, 63) です。

注: ECOは物理ノードに関係しています。そのため、この例の「i8」などの物理名は、ソフトウェア・リリースのたびに変更される可能性があります。

次の手順に従って eco_demo_5.tcl Tclスクリプトを実行し、i11i8 を新しいLABの場所に配置します。

  1. Tools > タイミング・アナライザー をクリックします。
  2. タイミング・アナライザーでLABの場所を確認するには、Reports > Custom Reports > Report Timingをクリックします。
  3. Targetsの下の ボタンをクリックし、get_keepersCollectioninputa_4_reg[1] を探します。
    図 14. inputa_4_reg[1] のReport Timing
  4. SetupオプションでReport number of paths10に指定し、OKをクリックします。
  5. タイミング・アナライザーでReport Timingレポートを表示します 。
    図 15. ノードi8 (パスinputa_4_reg[1] からlab_and4、Location (75,53))
    図 16. ノードi11 (パスinputa_4_reg[1] からlab_or4、Location (75,53))
  6. Processing > Start > Perform ECO Compilationをクリックし、eco_demo_5.tcl スクリプトを選択します。eco_demo_5.tcl ファイルには次の place_node ECOコマンドが含まれています。
    place_node -name i11 -location "X24 Y63"
    place_node -name i8 -location "X24 Y63 X24 Y63”
  7. ステップ1から5を繰り返して、新しいLABの場所をタイミング・アナライザーで確認します。
    図 17. i8の新しいLocation (タイミング・アナライザーの (24,63))
    図 18. i11の新しいLocation (タイミング・アナライザーの (24,63))