インテルのみ表示可能 — GUID: ewa1412620756675
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1. インテル® FPGA SDK for OpenCL™ の概要
2. インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーのカーネル・コンパイル・フロー
3. ソフトウェア、コンパイラー、カスタム・プラットフォームに関する一般的な情報の取得
4. FPGAボードの管理
5. OpenCLカーネルの構築
6. ホスト・アプリケーションの設計
7. OpenCL カーネルのコンパイル
8. OpenCLカーネルのエミュレーションとデバッグ
9. カーネルのreport.htmlファイルのレビュー
10. OpenCLカーネルのプロファイリング
11. インテル® Code Builder for OpenCL™ を使用するOpenCL™アプリケーションの開発
12. インテル® FPGA SDK for OpenCL™ のアドバンスト機能
A. OpenCL機能のサポート状況
B. インテル® FPGA SDK for OpenCL™ プロ・エディション・プログラミング・ガイドの改訂履歴
3.1. ソフトウェア・バージョンの表示 (version)
3.2. コンパイラー・バージョンの表示 (-version)
3.3. インテル FPGA SDK for OpenCL ユーティリティー・コマンド・オプション・リストの表示 (help)
3.4. インテル FPGA SDK for OpenCL オフライン・コンパイラー・コマンド・オプション・リストの表示 (引数なし、-help、-h)
3.5. 利用可能なFPGAボードとカスタム・プラットフォームのリスト表示 (-list-boardsおよび-list-board-packages)
3.6. OpenCLバイナリーのコンパイル環境の表示 (env)
5.1. カーネルの命名ガイドライン
5.2. データの処理効率を最適化するためのプログラミング手法
5.3. ローカル・メモリー・サイズへのポインターの最適化に向けたプログラミング手法
5.4. インテル® FPGA SDK for OpenCL™ チャネル拡張の実装
5.5. OpenCLパイプの実装
5.6. 任意精度での整数の実装
5.7. 条件付きコンパイルにおける定義済みプリプロセッサー・マクロの使用
5.8. __constantアドレス空間修飾子の宣言
5.9. 構造体データ型をOpenCLカーネルに引数として含める
5.10. レジスターの推論
5.11. 倍精度浮動小数点演算の有効化
5.12. 単一ワークアイテム・カーネルに向けた単一サイクル浮動小数点アキュムレーター
5.13. 整数のプロモーション規則
6.6.2.1. ホスト・アプリケーションとKhronos ICD Loader Libraryのリンク
6.6.2.2. ホスト・アプリケーションをコンパイルするためのフラグの表示 (compile-config)
6.6.2.3. OpenCLホスト・ランタイム・ライブラリーおよびMMDライブラリーへのパスの表示 (ldflags)
6.6.2.4. OpenCLホスト・ランタイム・ライブラリーおよびMMDライブラリーのリスト表示 (ldlibs)
6.6.2.5. OpenCLホスト・ランタイム・ライブラリーおよびMMDライブラリーに関する情報の表示 (link-config または linkflags)
7.1. ハードウェアのコンフィグレーション・ファイルを作成するためのカーネルのコンパイル
7.2. ハードウェアを構築せずに行うカーネルのコンパイル (-c)
7.3. ハードウェアを構築せずに行うカーネルまたはオブジェクト・ファイルのコンパイルおよびリンク (-rtl)
7.4. ヘッダーファイル位置の指定 (-I=<directory>)
7.5. インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーの出力ファイル名の指定 (-o <filename>)
7.6. 特定のFPGAボードとカスタム・プラットフォームに対するカーネルのコンパイル (-board=<board_name>) および (-board-package=<board_package_path>)
7.7. カーネルコンパイル時のハードウェア生成フィッティング・エラーの解決 (-high-effort)
7.8. カーネルのFmaxターゲットのスケジュール指定 (-fmax=<fmax target in MHz>)
7.9. カーネル・パラメーターを指定するためのプリプロセッサー・マクロの定義 (-D<macro_name>)
7.10. コンパイル進捗レポートの生成 (-v)
7.11. リソース推定使用率要約の画面表示 (-report)
7.12. インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーの警告メッセージの抑制 (-W)
7.13. インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーの警告メッセージのエラーメッセージへの変換 (-Werror)
7.14. コンパイラー・レポートのデバッグデータの削除および.aocxファイルのソースコードの削除 (-g0)
7.15. グローバルメモリーのバーストインターリーブの無効化 (-no-interleaving=<global_memory_type>)
7.16. グローバルメモリーのリング型相互接続の強制 (-global-ring)
7.17. グローバルメモリーへの書き込みスループット向上に向けたストアリングの複製 (-duplicate-ring)
7.18. コンスタント・メモリー・キャッシュ・サイズのコンフィグレーション (-const-cache-bytes=<N>)
7.19. 浮動小数点演算処理順序の緩和 (-fp-relaxed)
7.20. 浮動小数点演算における丸め処理の削減 (-fpc)
7.21. OpenCLコンパイルの高速化 (-fast-compile)
7.22. カーネルのインクリメンタル・コンパイル (-incremental)
7.23. メモリーの誤り訂正符号をともなうカーネルのコンパイル (-ecc)
7.24. ハードウェアのカーネル呼び出しキューの無効化 (-no-hardware-kernel-invocation-queue)
7.25. ハンドシェイク・プロトコルの変更 (-hyper-optimized-handshaking)
8.1. 高速エミュレーターの設定
8.2. エミュレーションに向けたチャネル・カーネル・コードの変更
8.3. エミュレーションに向けたカーネルのコンパイル (-march=emulator -fast-emulator)
8.4. OpenCLカーネルのエミュレーション
8.5. LinuxにおけるOpenCLカーネルのデバッグ
8.6. インテル® FPGA SDK for OpenCL™ Emulatorの制限
8.7. ハードウェアとエミュレーターの結果の不一致
8.8. 高速エミュレーターの環境変数
8.9. 高速エミュレーターでサポートされている拡張機能
8.10. 高速エミュレーターの既知の問題
8.11. レガシー・エミュレーターの使用
12.1.1. RTLモジュールとOpenCLパイプラインの理解
12.1.2. OpenCLライブラリーに向けたOpenCLヘルパー関数ファイルのパッケージ化
12.1.3. OpenCLライブラリーに向けたRTLコンポーネントのパッケージ化
12.1.4. RTLモジュールの検証
12.1.5. 複数のオブジェクト・ファイルのライブラリー・ファイルへのパッケージ化
12.1.6. OpenCLカーネルコンパイル時のOpenCLライブラリーの指定
12.1.7. シミュレーションによるOpenCLライブラリーのデバッグ (プレビュー)
12.1.8. シンプルな関数で動作するOpenCLライブラリーの使用 (例1)
12.1.9. 外部メモリーと動作するOpenCLライブラリーの使用 (例2)
12.1.10. OpenCLライブラリーのコマンドライン・オプション
12.1.1.1. インテルFPGA SDK for OpenCLパイプラインのアプローチの概要
12.1.1.2. RTLモジュールのインテル FPGA SDK for OpenCLパイプラインへの統合
12.1.1.3. ストールのないRTL
12.1.1.4. RTLモジュール・インターフェイス
12.1.1.5. Avalon Streaming (Avalon-ST) インターフェイス
12.1.1.6. RTLリセットおよびクロック信号
12.1.1.7. RTLモジュールのXML構文
12.1.1.8. RTLモジュールと外部メモリーの通信
12.1.1.9. RTLモジュールに入るスレッドの順序
12.1.1.10. RTLモジュールのOpenCL Cモデル
12.1.1.11. RTLモジュールとパーシャル・リコンフィグレーションにおける潜在的な非互換性
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5.4.5.4. ioチャネル属性を使用したI/Oチャネルの実装
io属性をチャネル宣言に含め、FPGAボードの入力または出力フィーチャーと接続する特別なI/Oチャネルを宣言します。
このフィーチャーには、ネットワーク・インターフェイス、PCIe®、カメラ、データのキャプチャーや処理を行うその他デバイス、プロトコルなどが含まれます。
io("chan_id") 属性は、チャネルが接続するアクセラレーター・ボードのI/Oフィーチャーを指定します。このchan_idは、カスタム・プラットフォームのboard_spec.xmlにリストされているI/Oインターフェイス名です。
ペリフェラル・インターフェイスの使用方法はデバイスの種類によって異なるため、I/Oチャネルをカーネルプログラムに実装する際は、ボードメーカーの資料を参照してください。ご自身のOpenCL™カーネルコードは、ペリフェラル・インターフェイスが生成するデータと互換性がある必要があります。
注意:
- ボードに直接接続し、I/Oチャネルを介してペリフェラル・デバイスと通信するチャネルには、暗黙的なデータの依存関係が存在する可能性があります。 インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーは、これらの依存関係に対する可視性を持たないため、この暗黙的なデータの依存関係は予期しない動作を引き起こす可能性があります。
- 同じペリフェラルと通信する外部I/Oチャネルは、シーケンシャルな順序に従いません。予期しない動作が発生する可能性があるため、外部デバイスがシーケンシャルな順序を必要としないようにしてください。
- カスタム・プラットフォームのboard_spec.xmlファイルを参照し、ご自身のFPGAボードで使用可能な入力および出力フィーチャーを特定してください。
例えば、board_spec.xmlファイルには次のようなI/Oフィーチャー情報が含まれています。
<channels> <interface name="udp_0" port="udp0_out" type="streamsource" width="256" chan_id="eth0_in"/> <interface name="udp_0" port="udp0_in" type="streamsink" width="256" chan_id="eth0_out"/> <interface name="udp_0" port="udp1_out" type="streamsource" width="256" chan_id="eth1_in"/> <interface name="udp_0" port="udp1_in" type="streamsink" width="256" chan_id="eth1_out"/> </channels>
interface要素のwidth属性は、そのチャネルで使用されるデータタイプの幅をビットで指定します。上の例の場合、uintとfloatのデータタイプはどちらも32ビット幅です。他のより大きいデータタイプやベクトル化されたデータタイプは、board_spec.xmlファイルで指定されている適切なビット幅と一致している必要があります。
- 次のコード例で示されているようにioチャネル属性を実装します。ioチャネル属性の名前は、board_spec.xmlファイルで指定されているI/Oチャネル名 (chan_id) と一致していなければなりません。
channel QUDPWord udp_in_IO __attribute__((depth(0))) __attribute__((io("eth0_in"))); channel QUDPWord udp_out_IO __attribute__((depth(0))) __attribute__((io("eth0_out"))); __kernel void io_in_kernel (__global ulong4 *mem_read, uchar read_from, int size) { int index = 0; ulong4 data; int half_size = size >> 1; while (index < half_size) { if (read_from & 0x01) { data = read_channel_intel(udp_in_IO); } else { data = mem_read[index]; } write_channel_intel(udp_in, data); index++; } } __kernel void io_out_kernel (__global ulong2 *mem_write, uchar write_to, int size) { int index = 0; ulong4 data; int half_size = size >> 1; while (index < half_size) { ulong4 data = read_channel_intel(udp_out); if (write_to & 0x01) { write_channel_intel(udp_out_IO, data); } else { //only write data portion ulong2 udp_data; udp_data.s0 = data.s0; udp_data.s1 = data.s1; mem_write[index] = udp_data; } index++; } }
重要: board_spec.xmlファイルの、XML (eXtensible Markup Language) チャネル要素で指定されている各I/Oチャネルに、固有のio("chan_id") ハンドルを宣言してください。