インテル® FPGA SDK for OpenCL™プロ・エディション: プログラミング・ガイド

ID 683846
日付 4/01/2019
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ドキュメント目次

5.7. 条件付きコンパイルにおける定義済みプリプロセッサー・マクロの使用

定義済みプリプロセッサー・マクロを活用すると、カーネルコードの一部を条件付きでコンパイルできるようになります。
  • デバイス固有のコード (例えばFPGA_board_1) をカーネルプログラムに含めるには、カーネルプログラムを次のように構成します。
    #if defined(AOCL_BOARD_FPGA_board_1)
        //FPGA_board_1-specific statements
    #else
        //FPGA_board_2-specific statements
    #endif
    カーネルのコンパイルを特定のボードに対して行うと、定義済みプリプロセッサー・マクロAOCL_BOARD_<board_name> が1に設定されます。<board_name> がFPGA_board_1の場合、 インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラーは、FPGA_board_1に固有のパラメーターとフィーチャーをコンパイルします。
  • インテル® FPGA SDK for OpenCL™オフライン・コンパイラー固有のコンパイラー・フィーチャーと最適化を導入するには、カーネルプログラムを次のように構成します。
    #if defined(INTELFPGA_CL)
        //statements
    #else
        //statements
    #endif
    このINTELFPGA_CLは、 インテル® にて定義済みのオフライン・コンパイラー用のプリプロセッサー・マクロです。