インテル® Cyclone® 10 GX FPGA デバイス用 Early Power Estimator ユーザーガイド

ID 683150
日付 5/08/2017
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ドキュメント目次

1.1. パワーモデル・ステータス

Cyclone® 10 GX デバイス用 Early Power Estimator のパワーモデルのステータスは暫定的または最終的です。

暫定的なパワーモデルは、シミュレーション結果、プロセスデータ、およびその他の既知のパラメーターに基づいて作成され、時間の経過と共に変化する可能性があります。最終的なパワーモデルは、何千ものデザインでプロダクション・デバイスに統合され、それ以上の変更は行われません。選択されたデバイスのパワーモデルのステータスは、EPE スプレッドシートの Main ワークシートに表示されます。

正確なパワーモデルは、Power Analyzer と Early Power Estimator の両方で、パワーレール単位で決定されます。ほとんどのデザインでは、Power Analyzer と Early Power Estimator スプレッドシートは、最終的なパワーモデルも含めて次の正確さを有します。
  • Power Analyzer:より高いパワーレールに対してシリコンの実際の値より 10% 以内、すなわち、正確な入力とトグルレートを要件とします。
  • EPE スプレッドシート:より高いパワーレールに対してシリコンの実際の値より 15% 以内、すなわち、正確な入力とトグルレートを要件とします。推奨されるマージンは、report タブに表示されます (Report タブセクションを参照 )。

消費電力の見積りの精度に影響する要因については、5項を参照してください。