インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410384866196
Ixiasoft
1.7.2. Fault Injection Debugger とフォールト・インジェクションIP コアを使用する
Fault Injection Debugger はフォールト・インジェクションIP コアと一緒に動作します。まず、デザインでIP コアをインスタンス化してコンパイルし、結果となるコンフィグレーション・ファイルをデバイスにダウンロードします。次に、 Quartus® Prime ソフトウェアまたはコマンドラインからFault Injection Debuggerを実行して、ソフトエラーをシミュレーションします。
Fault Injection Debugger は、JTAG インターフェイスを介してフォールト・インジェクションIP コアと通信します。デバッグは、 Quartus® Prime ソフトウェアのFault Injection Debugger またはコマンドライン・インターフェイスを使用して実行します。
- Fault Injection Debugger を使用することにより、フォールト・インジェクション実験を対話的にまたはバッチコマンドで実行できる。また、デザインでフォールト・インジェクションのための論理領域を指定できる
- コマンドライン・インターフェイスは、スクリプトを介してデバッグを実行するのに便利
注: フォールト・インジェクションIP コアは、デバイスのソフトロジックで実装されています。したがって、デザインでこのロジックの使用を考慮する必要があります。1 つの手法は、ラブでのSEU に対するデザインの応答を特性評価し、最終的に展開されたデザインからIP コアを省略することです。
フォールト・インジェクションIP コアは、以下のIP コアとともに使用します。
- アルテラ デバイスのハード化されたエラー検出回路からデータを読み取り、格納するEMR(Error Message Register) Unloader IP コア
- デバイス動作中にシングルビット・エラー位置を感度マップに比較して、ソフトエラーが動作に影響するかどうかを判断する、オプショナルのASD (Advanced SEU Detection) IP コア
図 8. Fault Injection Debugger の概要ブロック図
関連情報