ストリーミングDMA アクセラレーター・ファンクショナル・ユニット (AFU) ユーザーガイド

ID 683840
日付 12/04/2018
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ドキュメント目次

2.1. ハードウェア・サブシステム

ストリーミングDMA AFUは、FPGAインターフェイス・ユニット (FIU) と、ローカルの外部SDRAMのバンク2つとインターフェイスしています。ストリーミングDMA BBBは、FPGAに接続されたメモリーのアドレスを、最大256TBまで指定することが可能です。ストリーミングDMAデザイン例は、このメモリースパンを8GBまで縮小し、これを2つのメモリーバンクに分割します。異なるローカルメモリー階層や集積度を伴うプラットフォームをターゲットとするデザインに向け、ストリーミングDMA BBBを使用している場合は、ストリーミングDMAテスト・システムのローカルメモリー・パイプライン・ブリッジを、プラットフォーム・デザイナーを使用し調整することが可能です。

ストリーミングDMA AFUを使い、以下のデータ転送を行うことが可能です。
  • ホストメモリーからFPGAストリーム
  • FPGAストリームからホストメモリー
  • ローカルFPGAメモリーからFPGAストリーム 1
  • FPGAストリームからローカルFPGAメモリー1
ストリーミングDMA AFU、M2SおよびS2M DMA BBBは、プラットフォーム・デザイナーとして実装されています。これらのシステムは、次の場所にあります。
$OPAE_PLATFORM_ROOT/hw/samples/streaming_dma_afu/hw/rtl/<device>/
図 1. 上位レベル・システムの図

ストリーミングDMA AFUには、FIUに接続する次のモジュールが含まれています。
  • MMIOデコード・ロジック—MMIO読み込みおよび書き込みトランザクションを検出し、CCI-P RX channel 0からそれらを切り離します。これにより、MMIOトラフィックはMPF BBBには到達せず、独立したMMIOコマンドチャネルによって処理されるようになります。
  • MPF—M2S DMA BBBが発行した読み込みデータが、発行された順序のまま確実に返されるようにします。ストリーミングDMA BBBはAvalon-MMプロトコルを使用しており、読み込みデータはそのままの順序で返されなければなりません。
  • CCI-P to Avalon-MMアダプター—MMIOのアクセスを、Avalon-MM読み込みおよび書き込みトランザクションへ変換します。このモジュールはまた、ストリーミングDMA BBBからのAvalon-MM読み込みおよび書き込みトランザクションを受信し、ホストへ発行されるCCI-Pトランザクションへ変換します。
  • ストリーミングDMAテスト・システム—2つのストリーミングDMA BBBを囲むラッパーで、パターン・チェッカーとジェネレーターのコンポーネントを含みます。このモジュールは、CCI-P to Avalon-MMアダプターに繋がるAvalon-MMマスターおよびスレーブ・インターフェイスを公開します。
1 ドライバーは現在このフィーチャーをサポートしていません。