インテル® Stratix® 10アナログ-デジタル・コンバーター・ユーザーガイド

ID 683612
日付 10/19/2020
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ドキュメント目次

4.1. インテル® Stratix® 10電圧センサー・チャネルのサンプリング

単一のADCチャネルまたは複数のADCチャネルをサンプリングするには、サンプリングするチャネルをVoltage Sensor IPコアで指定します。
図 6. 波形図の例:チャネル0、1、3の電圧値をサンプリングした場合


注: cmd_dataワードに有効なビットのみを設定します。それ以外の場合、電圧センサーからの応答は定義されていません。
  1. デバイスの初期化中、デバイスがユーザーモードに入る前:
    • reset のポート Voltage Sensor リセットモードを維持するためのIPコアをアサ―トする 。
    • cmd_validそしてcmd_data の信号を「0」に維持する 。
  2. デバイスがユーザーモードに入った後、同時にcmd_valid信号にロジックをHighにアサートし、cmd_data値を送信します。サンプリングごとに、1〜3クロックサイクルの期間だけcmd_validをアサートします。電圧センサーの読み出し値を取得していない場合、cmd_validをディアサートします 。
    cmd_data信号は、電圧をサンプリングするチャネルを指定する16ビットのビットマスクです。SDMは、およそ1 msごとに電圧をサンプリングします。1
    cmd_readyがHighである間にcmd_validをアサートする場合、IPコアはcmd_dataで指定したチャネルの最も新しい電圧の値をSDMからリクエストします。リクエスト送信後、IPコアはcmd_readyをLowでドライブし、SDMからの応答を待ちます。
  3. rsp_valid信号がHighになると、電圧の値が整っていることを表し、rsp_dataおよびrsp_channelレスポンス信号がリードされます。
    rsp_valid 信号は、cmd_dataワードでビットごとに1回Highになります。サイクルの最初の有効なデータは、rsp_validrsp_startofpacket信号が高い場合に利用できます。 サイクルの最後の有効なデータは、rsp_validrsp_endofpacket信号が高い場合に利用できます。 有効な各応答では、rsp_data 信号は電圧値を提供しますが、rsp_channel信号は、どのチャネルから電圧がサンプリングされたかを示します。
rsp_dataの値 は符号なし32ビット固定小数点2進数で、2進数より16ット下にあります。
注: IPコアのインスタンス化ガイドラインについては、 インテル® Stratix® 10コンフィグレーションのユーザーガイドでの インテル® Stratix® 10 リリースIPのリセットのセクションを参照してください。
1 SDMプロセッサーがビジー状態であれば、応答時間は長くなる場合があります。