インテル® Stratix® 10アナログ-デジタル・コンバーター・ユーザーガイド

ID 683612
日付 10/19/2020
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ドキュメント目次

5.2. Temperature Sensor インテル® FPGA IP デジタル信号

これらの信号は、Temperature Sensor IPコアで使用される信号です。コマンド・インタフェースおよびレスポンス・インタフェースは、レディ・レイテンシーが0の Avalon® Streaming(Avalon-ST)インタフェースです。
図 9.  Temperature Sensor IPコア


表 8.  クロックおよびリセット信号
信号

(ビット)

種類 説明
clk 1 入力 IPコアのすべての信号はこのクロックに同期しています。このクロックでサポートされる周波数は、10MHzから 100 MHzです。
reset 1 入力 アクティブ・ハイ・リセットです。クロックに同期しているこの信号をディアサートします。
表 9.  コマンド信号
信号

(ビット)

種類 説明
cmd_valid 1

入力

IPコアへ温度のサンプリング・リクエストを送信するには、この信号をHighでアサートします。

cmd_ready 1

出力

IPコアがコマンドを受信する準備が整っていることを示すために、IPコアはこの信号をHighでドライブします。

cmd_data 9

入力

温度を戻すチャネルを示すビットマスクです。このデータ信号は、cmd_valid信号と一緒に送信します。

  • ビット0 — コア・ファブリックの内部TSDから温度の値をサンプリングします。
  • ビット1~6 — トランシーバー・タイルの内部TSDから温度の値をサンプリングします。
  • ビット7および8-HBM2スタックの内部TSDから温度値をサンプリングします。

例えば、0000101であれば、コア・ファブリックと2つ目のトランシーバ・タイルから温度の値をサンプリングするようIPコアに信号を送信します。

各トランシーバー・タイルおよびHBM2スタックの指定温度センサーチャネル番号については、関連情報を参照してください。

cmd_dataワードには、有効なビットのみを設定します。それ以外の場合、温度センサーからの応答は不定です。

注: 使用可能な内部TSCチャネルは、 インテル® Stratix® 10 デバイスおよびパッケージにより異なります。
表 10.  応答信号
信号

(ビット)

種類 説明
rsp_valid 1

出力

温度の値の準備が整っていることをIPコアが表示します。

rsp_channel 4

出力

コア・ファブリックあるいはトランシーバー・タイルからサンプリングされた温度値のチャネルを表します。

rsp_data 32

出力

2進小数点以下の8ビットで、符号のある32ビット固定バイナリー形式で表される温度値です。

値が0x80000000の場合は、無効なリンクを示します。

rsp_startofpacket 1

出力

現在の転送がパケットの最初であることを表示します。

rsp_endofpacket 1 出力 現在の転送がパケットの最後であることを表示します。