AN 918: IDEでのインテル® HLSコンパイラー・スタンダード・エディションの使用

ID 683203
日付 5/29/2020
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3. Windowsオペレーティング・システムにおけるMicrosoft* Visual Studio*での インテル® HLSコンパイラー・スタンダード・エディションの使用

インテル® HLSコンパイラー・スタンダード・エディションのバージョン19.1をMicrosoft* Visual Studio*で使用する前に、次のタスクを完了していることを確認します。

インテル® HLSコンパイラー・スタンダード・エディションをVisual Studio* IDEで使用するには、次の手順を行います。

  1. Visual Studio x64 Native Toolsコマンドプロンプトのセッションを開始します。
    例: C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\VC\bin\amd64\vcvars64.bat
  2. コマンドプロンプトのセッションで、次のコマンドを実行します。
    <hls_installdir>\init_hls.bat

    この <hls_installdir> は、お使いの インテル® HLSコンパイラーのインストールへのパスです (例: C:\intelFPGA_standard\19.1\hls)。

  3. 必要なそのほかの環境変数と設定を設定します。
    set "INCLUDE=%INSTALLROOT%include;%INCLUDE%"
    set "LIB=%INSTALLROOT%host\windows64\lib;%LIB%"
    set "CL=/MDd -D_ITERATOR_DEBUG_LEVEL=0"
    set "_LINK=hls_emul.lib"
    set "_IsNativeEnvironment=true"
  4. お使いのVisual Studio* IDEを開始します。
    devenv /useenv

    以前にコンパイルしたHLSプロジェクトがある場合は、HLSコンポーネントを実行してデバッグする準備は整っています。そのため、次の手順を省略することができます。

  5. HLSコンポーネントにVisual Studio* プロジェクトを作成してコンフィグレーションします。
    1. 新しいプロジェクトを作成します。



    2. 64ビットのコンフィグレーションをプロジェクトに追加します。









    3. ソースを追加します。



これにより、Microsoft* Visual Studio* IDEを使用してHLSコンポーネントを開発、実行、およびデバッグすることができます。

Visual Studio*でコンポーネントを実行するには、64ビットのターゲットを選択します。


コンポーネントの機能の正当性を確認後、 インテル® HLSコンパイラーのデザイン概要レポートの情報を使用して、HLSコンポーネントの最適化を開始することができます。これらのレポートは、コンポーネントをi++コマンドでコンパイルする際に生成されます。

インテル® HLSコンパイラー・スタンダード・エディションでは、i++コマンドによって作成された実行可能ファイルをMicrosoft* Visual Studio*を使用してデバッグすることはできません。