データセンターの最適化: データセンターの最新化でクラウド・サービス・ビジネスを成長させる方法

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クラウド・サービス・プロバイダー (CSP) として、データセンターをアップグレードする利点は収益に直結します。その度合いは、平均的な企業よりもはるかに大きいものです。データセンターは、提供するサービスの基盤であり、効率や費用対効果がわずかに向上するだけでも、ビジネスの構築と収益増加の面で大きな貢献となります。

ビジネスを成長させる方法は 4 つあります:

1. サービス提供コストの削減

2. 顧客獲得数の増大

3. 顧客当たりの平均収益の増加

4. 顧客定着率の向上

提供対象が Infrastructure as a Service (IaaS) であっても、Platform as a Service (PaaS) であっても、Software as a Service (SaaS) であっても同じです。ビジネスモデルの違いに関わらず、電子ブック 「データセンターの最新化でクラウドビジネスを成長させる 4 つの方法」によって、ビジネスの成長に役立つ具体的な最適化を理解することができます。

以下は、データセンターの最適化がビジネスの構築にどのように役立つかを示すクイックインサイトです。

「AI が一世一代の社会的進歩のチャンスとなることは間違いありません」 リサ・スペルマン (インテル)

リサ・スペルマン (インテル)

1. サービス提供のコストを削減する

パフォーマンスに関して妥協することなく、できる限り費用対効果の高い方法で顧客の期待に応えることが、現在のクラウド・サービス・プロバイダーにとって重要な成功の要因の 1 つです。ワークロードに対する要求はますます厳しくなっているため、古いインフラストラクチャーでのサポートは、困難なだけでなく、コストがかさむ場合があります。データセンターを最新化すると、ラック当たりのビジネス可能性が劇的に向上し、競争力に優れた価格を提供する、効率性を高めて利益率を向上させる、またはこの2つの目標をうまく両立させることができます。

2. 顧客獲得数を増大する

効率の向上とともに重要なのが、同様のサービスを提供している数百もの他社クラウド・プロバイダーから自社ビジネスの差別化を図ることです。クラウド・サービス・プロバイダーが提供する付加価値サービスへの支出が今後 2 年間で 2 倍になると見込まれているため1、今こそ新しいサービスで顧客基盤を構築するときです。

データセンターを最新化して、このような新しいサービスをサポートするプラットフォームを構築すると、クラウド・サービス・プロバイダーがこの 2 番目の目的を達成する手助けになります。データセンターの最適化はこのプロセスにとって重要です。人工知能 (AI)、Bare Metal as a Service (BMaaS) など、さまざまな新しいクラウド・ワークロードによって、インフラストラクチャーに求める要件が大きくなり、適切に管理しないと、パフォーマンスに影響する可能性があるからです。

このような特定のワークロードを想定して、例えばコンピューティング、ネットワーク、またはストレージの機能をアップグレードすることによって、データセンターを最適化すると、インフラストラクチャー全体のパフォーマンスのレベルを高く維持しながら、他社とは違った競争力のあるサービス・ポートフォリオを作り上げることができます。

顧客基盤全体にわたって収益と定着率を向上させる

クラウド・プラットフォームのアップグレードは、コストの削減や新サービスの構築だけではなく、特定の顧客に対するライフスパンの拡大、既存顧客からの販売量や販売額の向上など、一般に複雑化傾向にあるビジネス目標の達成にも役立ちます。

3. 顧客当たりの平均収益を向上させる

データセンターの最適化によりパフォーマンスや費用対効果が向上すると、クラウド・サービス・プロバイダーは価格を引き上げたり、顧客当たりの販売サービスを増やすことができます。

4. 顧客定着率を向上させる

既存ワークロードのパフォーマンスを向上させ、セキュリティー対応機能を強化すると、既存顧客がクラウドサービスのプロビジョニングを求めてほかのプロバイダーへ乗り換えるのを防止できる場合があります。

インフラストラクチャーを最適化してクラウドサービスを新たなレベルに引き上げる方法の詳細については、eガイド「データセンターの最新化でクラウドビジネスを成長させる 4 つの方法」を参照してください。

「企業は付加価値サービスへの支出の割合が、この 2 年間で 2 倍 (10.7% から 22.7%) になると見込んでいます」 451 Research Pathfinder レポート、「CSPs: Meet Your Future Customer (CSP: 将来の顧客の開拓)」

451 Research Pathfinder レポート、「CSPs: Meet Your Future Customer (CSP: 将来の顧客の開拓)」