オファリング
提供内容
配電用変電所の集中保護制御を行う ABB は、初の仮想化保護制御ソリューション「Smart Substation Control and Protection SSC600 SW」を発表しました。この仮想化製品により、お客様はお好みのハードウェアを使用しながら、ABB のターンキー・ソリューションと同様に実績のある保護制御機能を利用できます。SSC600 SW は、Smart Substation Control and Protection SS600 デバイスの仮想化バージョンです。2018年、ABB はすべての P&C 機能を 1 台のデバイスに集約したこの画期的なアプローチを、配電網の保護制御 (P&C) に導入しました。SSC600 は 1 台で 30 台分の保護リレーを処理することができます。この機能を変電所の 1 台のデバイスのみに集中させることで、ネットワークの複雑さを軽減し、変電所の生涯にわたる最適な資産管理と、ライフサイクル・コストの最大 15% 削減をサポートします。SSC600 SW とマージユニットを組み合わせることで、IEC61850 に準拠した集中保護制御ソリューションが実現します。モジュール型のソフトウェアは、デジタル変電所の全寿命にわたって柔軟に変更でき、進化するグリッドに合わせて SSC600 SW をカスタマイズ可能です。SSC600 SW は、Relion® 保護制御リレーシリーズに代表される ABB の強固で実績あるテクノロジー基盤の上に構築されています。スコープ: - 保護制御の集中化のメリット: - 任意のハードウェアにインストール可能 - 保護制御の集中化によりネットワークの複雑さを低減 - 局所的なプロセスの可視化により容易かつ効率的なプロセス管理を実現 - 広範なアプリケーションをカバーし、柔軟性と最適な費用対効果を実現 - 変電所のライフサイクル全体にわたって最大限の柔軟性を実現する完全モジュール型ソフトウェア - 変電所のデジタル化の進展に対応した設計・機能: - サポートされる仮想マシン環境: インテル® Xeon® Gold プロセッサー対応 KVM、VMware - 変電所の自動化デバイス間の通信と相互運用において IEC 61850 に準拠 - 最大 30 台の給電装置、モーター、トランスベイの保護制御を 1 台の機器で集中管理 - 局全体の HMI 機能を含む包括的なウェブ HMI (ヒューマン・マシン・インターフェイス) - 変電所全体の障害記録 - 変電所のライフサイクル全体に及ぶ幅広いデジタルサービス