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インテル コーポレーション、データセンターのサステナビリティーを推進するための重要な投資を実施

新しい大規模なメガラボへの7億ドルの投資と、業界初のオープンな知的財産権に基づく革新的なエネルギー効率の高いソリューションに焦点を当てた液浸冷却ソリューションを発表

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最新情報: 本日、インテル コーポレーションは、よりサステナブル(持続可能)なデータセンター技術ソリューションの創出に向けた継続的な取り組みとして、新たに2つの投資を行うと発表しました。インテルは、20万平方フィート(約18,580平方メートル)の最先端の研究開発を行う大規模なメガラボに7億ドル以上を投資する計画を発表し、革新的なデータセンター技術や加熱、冷却、水の使用といった分野への取り組みに注力します。さらにインテルは、テクノロジー業界初のオープンな知的財産(オープンIP)に基づく液浸冷却ソリューションとリファレンス・デザインを発表しました。初期設計の概念実証(PoC)は台湾で進められ、インテルは世界中のエコシステムにおいて液浸冷却ソリューションの導入の簡素化と促進を目指します。

「本日の発表を通じて、インテルはグローバル・パートナーシップへのコミットメントを示しました。データセンターとデータセンター設計の未来は、革新的で持続可能な技術と実践に基づいており、持続可能な未来を実現するために、私たちが日々行っている取り組みを誇りに思っています」

- インテル コーポレーション 主席副社長 兼 データセンター&AI事業本部長 サンドラ・L・リベラ(Sandra L. Rivera)

発表の意義: これら2つの投資は、重要かつ世界的な環境問題の対処に向けてテクノロジー・エコシステムを結集するインテルの継続的な取り組みを象徴しています。

新しいメガラボでは、液浸冷却、水の有効利用、熱の回収と再利用などの分野に注力をする予定です。ラボの建設は今年、オレゴン州ヒルズボロにあるジョーンズファーム・キャンパスで始まり、2023年後半に開設される予定です。さらに、同ラボでは、インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Optane™ メモリー、ネットワーク・インターフェイスおよびスイッチギア、インテル® Agilex™ FPGA、Xe アーキテクチャー、Habanaアクセラレーター、その他開発中の製品といったインテルのデータセンター製品群の認定、テスト、実用化が行われます。また、ラボでは、エコシステム全体でこれらの新技術の採用を加速させるため、顧客やパートナーがラボ内のさまざまなデータセンター環境で、インテル製品を見学およびテストできる先端技術のショーケースも開催されます。

業界初のオープンIPに基づくデータセンター液浸冷却ソリューションとリファレンス・デザインは、オープン、かつ導入が容易で拡張性の高い総合的な冷却ソリューションです。これによりパートナーは、データセンターの電力密度を高めて運用効率を向上させるトレンドに対応し、インテルのソリューションの導入を加速させることができます。初期のソリューションと設計の概念実証は、インテル台湾と連携し、台湾のエコシステム全体で段階的に完了し、グローバルに拡大する予定です。インテルは、今後もパートナーと協力して関連ソリューションの開発・検証を進めていきます。

重要な理由: データセンターは世界の電力需要の約1%を占め、世界の二酸化炭素排出量の約0.3%を占めています*1。冷却技術の標準化と将来のイノベーションに向けた研究開発投資は、より持続可能な技術ソリューションに対するインテルのコミットメントを強化することになります。エネルギーの再利用を伴う液浸冷却は、従来のデータセンターでの使用と比較して、二酸化炭素排出量を45%削減できる可能性があることが研究により示されています*2

これらの取り組みは、顧客や業界のパートナーと協力し、より持続可能なテクノロジー・ソリューションを生み出すという、インテルが以前発表したコミットメントに基づいています。これらの新しいテクノロジーの研究開発は、データセンターの構築・運用方法を根本的に変える力を持っています。

詳細情報: Intel Commits to Net-Zero Greenhouse Gas Emissions Across its Operations