Intel Agilex® 7デバイス・セキュリティー・ユーザーガイド

ID 683823
日付 7/07/2023
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ドキュメント目次

4.9.2.5. フラッシュメモリー内のPUFの位置

PUFファイルの位置は、RSU機能をサポートするデザインとサポートしないデザインでは異なります。

RSUをサポートしていないデザインの場合は、更新されたフラッシュイメージを作成する際に、.puf ファイルと .wkey ファイルを含める必要があります。RSUをサポートするデザインの場合、SDMによるPUFデータセクションの上書きは、ファクトリー・イメージまたはアプリケーション・イメージの更新中には行われません。

表 2.  フラッシュ・サブパーティションのレイアウト (RSUサポートがない場合)
フラッシュオフセット (バイト単位) サイズ (バイト) 内容 説明
0K 256K Configuration Management Firmware SDM上で動作するファームウェアです。
256K 256K Configuration Management Firmware
512K 256K Configuration Management Firmware
768K 256K Configuration Management Firmware
1M 32K PUFデータコピー0 PUFヘルパーデータおよびPUFでラッピングされたAESルートキーのコピー0を格納するためのデータ構造です。
1M + +32K 32K PUFデータコピー1 PUFヘルパーデータおよびPUFでラッピングされたAESルートキーのコピー1を格納するためのデータ構造です。
表 3.  フラッシュ・サブパーティションのレイアウト (RSUサポートがある場合)
フラッシュオフセット (バイト単位) サイズ (バイト) 内容 説明
0K 512K 決定ファームウェア 最も優先度の高いイメージを識別してロードするためのファームウェアです。
512K 512K 決定ファームウェア
1M 512K 決定ファームウェア
1.5M 512K 決定ファームウェア
2M 8K + 24Kパディング 決定ファームウェア・データ 決定ファームウェア用に予約済み
2M + 32K 32K SDM用に予約済み SDM用に予約済みです。
2M + 64K 可変 ファクトリー・イメージ 他のすべてのアプリケーション・イメージのロードに失敗した場合に、バックアップとして作成する単純なイメージです。このイメージに含まれているCMFは、SDM上で動作します。
Next 32K PUFデータコピー0 PUFヘルパーデータおよびPUFでラッピングされたAESルートキーのコピー0を格納するためのデータ構造です。
Next + +32K 32K PUFデータコピー1 PUFヘルパーデータおよびPUFでラッピングされたAESルートキーのコピー1を格納するためのデータ構造です。
Next + 256K 4K サブ・パーティション・テーブル・コピー0 フラッシュストレージの管理を容易にするデータ構造です。
Next + 32K 4K サブ・パーティション・テーブル・コピー1
Next + +32K 4K CMFポインター・ブロック・コピー0 アプリケーション・イメージに対するポインターの優先度順のリスト。イメージを追加すると、そのイメージが最上位になります。
Next + +32K _ CMFポインター・ブロック・コピー1 アプリケーション・イメージに対するポインターのリストの2番目のコピー。
可変 可変 アプリケーション・イメージ 1 1番目のアプリケーション・イメージ
可変 可変 アプリケーション・イメージ 2 2番目のアプリケーション・イメージです。