コンピューターをアップグレードすべきか、新たに購入すべきか?

重要なポイント:

  • ノートブック PC かデスクトップ PC か?

  • RAM のアップグレード

  • コンポーネント

  • PC のボトルネック

  • 最初からやり直すタイミング

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スモールビジネス経営者にとって、コンピューターはビジネスの根幹となるものです。従業員の PC の速度が低下しているなら、決断しなくてはなりません。時間と労力をかけて既存の PC をアップグレードする価値はあるのか、それとも新しい PC に投資すべき時期なのか?

PC をアップグレードするのか、買い替えるのか決断する際に、考慮すべき要素がいくつかあります。決断する前に評価しておくべき重要な分野を紹介します。

ノートブック PC かデスクトップ PC か?

現在、従業員はノートブック PC またはデスクトップ PC を持っていますか?そして、その PC は現在のニーズ、さらに将来的なニーズにも沿ったものでしょうか?例えば、リモート作業や顧客への訪問が多い従業員は、薄型軽量なノートブック PC、または 2 in 1 コンピューターのほうがメリットを得られるでしょうし、一方、オフィスで作業するグラフィックス・デザイナーには、1 つまたは 2 つの大型画面を備えたパワフルなデスクトップ PC のほうがメリットが大きいかもしれません。これらの長所と短所を検討してみてください。

 

  • デスクトップ PC は通常、同じ価格帯のノートブック PC よりも多くの機能とパワー、スピードを提供します。また、デスクトップ PC はノートブック PC よりもアップグレードが簡単です。
  • ノートブック PC でパワフルなデスクトップ PC と同等のパフォーマンスを簡単に実現するためには、もう少しだけコストをかける必要があります。もう 1 つの長所: 多くの従業員は、自宅で作業しているようなノートブック PC の柔軟性を好むため、ノートブック PC を支給することで、より多くの従業員を集めることが可能かもしれません。
  • タッチスクリーンのタブレットとフルサイズの取り外し可能なキーボードを組み合わせた 2-in-1 コンピューターは、汎用性と携帯性に優れているだけでなく、営業の電話の間でもクライアントに情報を提供する洗練された方法となります。

お客様のスモールビジネス PC が従業員の仕事のニーズに沿っていない場合、新しい PC にアップグレードする時期かもしれません。

RAM のアップグレード

インテルの研究者によって収集されたデータによると、使用年数が 1 年未満の PC は、平均して 1 分以内に起動します。PC の使用年数が 5 年を過ぎると、平均して起動に 4 分以上かかります。1 古い PC を使用している従業員は、古い PC の起動を待つために 1 年で 11 時間も費やしています。2 一般的に、古い PC は従業員の生産性を 29% 低下させ、従業員 1 人当たり年間 17,000 米ドルもの生産性の損失を与えています。3

より多くの RAM (ランダム・アクセス・メモリー) 搭載したコンピューターにアップグレードすることで、速度とパフォーマンスを飛躍的に向上することができます。RAM は、PC が現在使用中のデータを保存する短期記憶領域のことであり、情報に容易にアクセスすることができます。RAM が多いコンピューターほど、一度に扱えるデータ量が増加します。

RAM のパフォーマンスを最大限に活用する別の方法として、より強力なプロセッサーが挙げられます。CPU (中央演算装置) は、コンピューターの「頭脳」であり、何をすべきか指示を与えます。PC のプロセッサーがより高速でパワフルであるほど、コンピューターのパフォーマンスは向上します。インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー は、幅広いビジネス用途に適した高度なパフォーマンスを提供します。スモールビジネス向けインテル® vPro® Essentials プラットフォーム上のビジネスクラスのデバイスを選択すると、ソフトウェアのみを使用する場合よりもセキュリティーの脅威からの保護を強化できます。

コンポーネントの使用年数は何年になりますか?

コンピューターとそのコンポーネントの使用年数 (別途購入した場合) は、コンピューターをアップグレードするか、新たに購入するかどうかを決断するための、もう 1 つの決定要因となります。古いコンピューターは、新しいコンピューターよりも修理が必要になる可能性が高いです。インテルの研究者たちは、使用年数 5 年のコンピューターでは、年間平均 662 米ドルの 修理費用を負担していると考えています。同じ調査において、スモールビジネスでは、平均して使用年数 5 年以上のコンピューターの 43% が毎年故障しているのに対して、使用年数 1 年未満のコンピューターは 5% をわずかに上回る程度だと報告しています。4

ビジネス向け PC の使用年数によっては、古い PC の修理やメンテナンスにかかるコストが、すぐに増加していく可能性があります。毎年コンピューターのメンテナンスに費やしている費用を確認することで、PC をアップグレードするのか、買い替えるのか、決断が容易になります。

PC のボトルネック

今日のビジネス向けアプリケーションは、これまで以上にデータを消費しており、PC を効率的に実行するために、PC の電力をさらに必要とします。ストレージ容量に占める OS の割合が増加していることに伴い、時代遅れの PC が従業員が起動やファイルの読み込み・保存を待つといったボトルネックの原因となり得ます。今日の仕事に不可欠なマルチタスクは、PC に複数のプログラムを同時に実行する RAM とプロセッサーの容量が不足している場合、困難になものになるでしょう。こうしたことは生産性に影響するだけでなく、クライアントとの会議中にビデオ会議やプレゼンテーション・アプリがフリーズするなど、決まりの悪い結果を招くこともあります。

AI、高度な分析、クラウド・コンピューティング、もしくはビデオ会議や動画編集など視覚的に重たいアプリケーションなど、最新のアプリケーションを使用すると、現在の PC が供給するよりさらに多くの電力が必要となる場合があります。ボトルネックを引き起こす特定のプロセスと、ボトルネックの背後にある技術的な問題を特定することで、コンピューターをアップグレードするのか、それとも新たに購入するのか、どちらがよりコスト効率が良く容易なのか決定することができます。

最初からやり直すには、どのタイミングが最善なのか?

最初からやり直すには、どのタイミングが最善なのか?場合によっては、RAM やストレージをより多く追加したり、より高速なプロセッサーを追加したりすることで、既存のコンピューターをアップグレードすることができます。しかし、多くの場合、特に下記のような状況であれば、新しい PC を購入することをお勧めします。

  • 現在、従業員はデスクトップ PC を持っているが、オフィス外でも作業できるように、ノートブック PC や 2-in-1 が必要だ。
  • アップグレードに必要なコスト (自身で行わない場合のサービス料を含む) が、新しい PC の購入コストとほぼ変わらない。
  • 使用している PC の使用年数が 5 年以上である。
  • ビジネス向け PC が、会社の成功の鍵となっている。
  • 従業員が個人のデバイスを仕事に使用することで、ビジネス上、重要なデータが漏洩する可能性がある。

ビジネス PC をアップグレードするのか、新たなスモールビジネス向け PC を購入するのかにかかわらず、この投資によって、生産性、効率性の向上、従業員の高い満足度がもたらされるでしょう。

PC のアップグレード方法について詳細は、PC アップグレード・ガイドを参照してください。

免責事項

1 J.Gold Associates がインテルの委託により、2018年にウェブベースで実施したアンケート調査に基づきます。この調査は、古い PC の使用に関する課題とコストの評価を目的として、16 カ国 (オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、サウジアラビア、南アフリカ、スペイン、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国) におけるスモールビジネスの代表者 3,297 人を対象に行われました。調査の詳細については、こちらをご覧ください。
21日に 1 回起動すると仮定し、調査回答者が使用年数 5 年以上の PC を起動するのに要すると推定された時間の中間点を取って算出した平均起動時間を使用すると、従業員は使用年数 5 年以上の PC の起動に年間最大 11 時間費やすと推定されます (4.07 分 × 週 5 日×年間 52 週 ÷ 60 (時間に直すため) × 稼働率 0.67 なので、4.07 × 5 × 52 ÷ 60 × 0.67 = 11.8)。この統計値およびレポート全体については、こちらをご覧ください
3 使用年数 5 年以上の PC では、最大 29% 従業員の生産性が低下します。想定される平均的な従業員の給与額を 60,000 米ドルとすると、生産性コストは 17,000 米ドルとなります。この統計値およびレポート全体については、こちらをご覧ください
4 J.Gold の調査では、故障が 1 回発生するたびに、保証期間内の PC は 1,070 米ドル、保証期間外の PC は 1,525 米ドルのコストを企業が負担しなければならないとされます。上記の算出した故障コストに基づいて (1 年目の PC は保証期間内、それより古い PC は保証期間外と仮定した上で) ユーザー当たりの年間コストは次の式から導かれます。コスト = 43.42% (平均故障率) x 1,525 米ドル (保証期間外の故障コスト) x 1 (質問 2 の使用時間)