タイミング分析を実行するオプションを使用してquartus_sta実行中に、Quartus® II ソフトウェアが制約のないパスを報告することがあります --sdc
。この現象は、完全なコンパイルを実行する際に制約のないパスがない場合でも発生する可能性があります。 --sdc
このコマンドのオプションを使用する場合 quartus_sta
、ソフトウェアはタイミング分析に指定した Synopsys Design Constraints(.sdc)ファイルの制約のみを使用しますが、デザインファイルのエンベデッド・タイミング制約は使用しません。
この現象を回避するには、次のいずれかの操作を行ってください。
read_sdc -hdl
ソフトウェアが組み込み制約を使用するように、指定した.sdcファイルにコマンドを含めます。- オプションを削除します
--sdc
。--sdc
このオプションを使用しない場合、ソフトウェアはデザインファイルおよびプロジェクト内の .sdc ファイル内のエンベデッド制約を使用してタイミング解析を実行します。