はい。Quartus® II 9.1SP2 以前のバージョンでは、ロジックオプションの「PCI_IO」設定に関係なく、列 I/O ピンのオンチップ・クランプ・ダイオードのデフォルト設定のみがコンフィグレーション・ファイルに含まれています。 影響を受けるデバイスファミリーは、Stratix® III、Stratix IV、Hardcopy® III、Hardcopy IV およびArria® II GX デバイスです。
PCI/PCI-X I/O 規格では、オンチップ・クランプ・ダイオードが常に有効になります。オンチップ・クランプ・ダイオードは常にオーバーシュート電圧から IO バッファーを保護できるので、3.0V PCI/PCI-X IO ピンには影響がありません。
3.3V/3.0V LVTTL/LVCMOS I/O 規格では、オンチップ・クランプ・ダイオードは常に無効になります。外付けクランプ・ダイオード・ソリューションを選択できます。
同 じ Quartus® II ソフトウェア・バージョンでコンパイル され、オンチップ・クランプ・ダイオードの設定が異なる同じデザインの 2 つの .sof ファイル (コンフィグレーション・ファイル) を比較することで、このバグの影響を受けているかどうかを確認できます。2 つのファイルにバイナリービットの違いがない場合、このバグの影響を受けます。
このバグは、Quartus® II ソフトウェアの今後のバージョンで修正される予定です。オンチップ・クランプ・ダイオードを制御する必要がある場合は、Quartus® II 9.1 SP2 を取り付けて Linux または PC パッチ 2.06 を適用することができます。
Quartus® II ソフトウェア・バージョン 9.1 SP2 Linux パッチ 2.06
Quartus® II ソフトウェア・バージョン 9.1 SP2 Windows* パッチ 2.06
ReadMe ファイルには、Quartus® II ソフトウェア・バージョン 9.1 SP2 およびパッチ 2.06 のインストールと一緒に設定する必要がある INI 変数が含まれています。
メモ帳を使用して Quartus® II .ini ファイルを作成できます。 メモ帳を起動し、INI 変数をファイルにコピーします。 ファイル>名前を付けて保存 を選択し、ファイルを「quartus.ini」と入力し、[Save as Type(名前を付けて保存)] を [All Files(すべてのファイル)] に変更してプロジェクト・ディレクトリーにファイルを保存します。
[Save as type (名前を付けて保存)] を [All Files(すべてのファイル)] に変更しないと、メモ帳は .txt をファイル名に追加して拡張子を付けます。 これにより、Quartus® II ソフトウェアは quartus.ini ファイルを読み取って INI 変数を適切に実装しません。