aocl 診断では、新しい Ubuntu カーネルに含まれるaltera_cvpモジュールのため(インテル® Arria® 10 GX FPGA開発キット向けAN 807で説明したように) aocl インストール手順が正常に完了したとしても、Ubuntu 16.04 (カーネル 4.14 以降) でインテル® Arria® 10 デバイスが見つからない場合があります 。
システムaltera_cvpモジュールが aocl 診断エラーを引き起こしているかどうかを確認するには、PCIe デバイス情報に記載されている Altera Corporation デバイスの[カーネルドライバー使用中]フィールドを確認してください。
$ lspci -v
プロセシング・アクセラレーターを探す: Altera Corporation デバイス
プロセシング・アクセラレーター: Altera Corporation デバイス 2494 (rev 01) (prog-if 01)
サブシステム: Altera Corporation デバイス a151
物理スロット: 4
フラグ: バスマスター、高速 devsel、レイテンシー 0、IRQ 10
f3140000 のメモリー (64 ビット、プリフェッチ可能) [size=512]
f3100000 のメモリー (64 ビット、プリフェッチ可能) [size=256K]
機能:
使用中のカーネルドライバー: altera-cvp
カーネルモジュール: altera_cvp、aclpci_a10_ref_drv
インテル® Arria® 10 デバイス用に altera_cvp・ モジュールが読み込まれないように、以下に添付されているファイルを /etc/modprobe.d ディレクトリーにコピーして、コンピューターを再起動します。この修正を完了するには管理者権限が必要です。
>こちらからダウンロードaltera_cvp.conf
$ sスキュラ cp 榮altera_cvp.conf /etc/modprobe.d/
再起動後 、lspci -vは Altera Corporation デバイスの[Kernel driver in use (使用中のカーネルドライバー)]フィールドにaltera_cvpを表示できません。インテル® Arria® 10 デバイスドライバーが表示されます (以下の例では インテル® Arria® 10 GX FPGA開発キットに示されています)。
プロセシング・アクセラレーター: Altera Corporation デバイス 2494 (rev 01) (prog-if 01)
サブシステム: Altera Corporation デバイス a151
物理スロット: 4
フラグ: バスマスター、高速 devsel、レイテンシー 0、IRQ 16
f3140000 のメモリー (64 ビット、プリフェッチ可能) [size=512]
f3100000 のメモリー (64 ビット、プリフェッチ可能) [size=256K]
機能:
使用中のカーネルドライバー: aclpci_a10_ref
カーネルモジュール: altera_cvp、aclpci_a10_ref_drv
この問題は、インテル® FPGA SDK for OpenCL™ の今後のリリースで修正される予定です。