インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・バージョン 16.0 以前を使用している場合、Arria® 10 デバイスで使用されていないトランシーバー TX チャネルが時間の経過とともに劣化する可能性があります。
インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアは、デザインに未使用のトランシーバー・チャネルが含まれている場合に警告メッセージを生成します。この警告メッセージには、次の Quartus 設定ファイル (QSF) の割り当てで適切に保存しないと、未使用のチャネルのパフォーマンスが時間の経過とともに低下する可能性があると記載されています。
グローバル割り当て
set_global_assignment -name PRESERVE_UNUSED_XCVR_CHANNEL ON
ピン固有の割り当て
set_instance_assignment -name PRESERVE_UNUSED_XCVR_CHANNEL ON -to pin_name
インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのバージョン 16.0 以前では、QSF アサインメントは未使用のレシーバー・チャネルのみを保存し、未使用のトランスミッター・チャネルを適切に保持しませんでした。
Arria 10 デバイスで未使用のトランスミッターおよびレシーバー・チャネルのパフォーマンスを維持するには、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・バージョン 16.0.1 以降でデザインを再コンパイルする必要があります。