はい。プロジェクトでキャリブレーション済みシリーズまたは OCT (並列オンチップ終端) を使用している場合、Quartus® II ソフトウェア・バージョン 12.0 および 12.1 を使用して、Stratix® V および Arria® V デバイス用にキャリブレーション済みの OCT IBIS モデルを生成できます。キャリブレーション済みの OCT IBIS モデルのすべての値が、Quartus® II ソフトウェア・バージョン 12.0 および 12.1 でサポートされているわけではありませんが、今後のバージョンの Quartus® II ソフトウェアでサポートされる予定です。
Quartus® II ソフトウェアのバージョン 12.0 およびバージョン 12.1 の問題により、[設定] ダイアログボックスの[EDA ツール設定: ボードレベル] カテゴリーで[モデル・セレクターを有効にする] オプションをオンにした場合、生成された IBIS ファイルにはキャリブレーション済みのシリーズまたは並列 OCT モデルは含まれません。
この問題を回避するには、キャリブレーション済みの OCT を使用している場合は、Stratix V および Arria V デバイス用の IBIS モデルを生成する際にモデル ・セレクターを有効にする オプションをオンにしないでください。このオプションをオフにすると、EDA ネットリスト・ライターはデザインで選択したプログラマブル・オプションに対してのみ IBIS モデルを作成します。
または、EDA ネットリスト・ライタを 2 回実行します 。[モデル・セレクターを有効にする] オプションをオンにして 1 回、オプションをオフにした状態で 1 回実行します。IBIS 出力ファイル(.ibs)の名前を変更すると、EDA ネットリスト・ライターを実行するたびに上書きされないようにします。
バージョン 13.0 以降の Quartus® II ソフトウェアを使用する場合、モデル・ セレクターを有効にするオプションを有効にすると 、各入力ピンまたは出力ピンに対して調整された OCT を含む、利用可能なすべての IBIS モデルが生成されます。
デザインに並列 OCT が有効になっている双方向ピンが含まれている場合は、以下の関連ソリューションを参照してください。