Linux カーネルで IOMMU (intel_iommu など) が有効になっている間に、接続された開発キット上で OpenCL™ ホスト・アプリケーションを実行すると、カーネルパニックが発生し、ホストがハングする可能性があります。
これは「aocl の診断」や「aocl プログラム」パスの場合でも発生する可能性があります。ハングは、開発キットの OpenCL™ ボード・サポート・パッケージ (BSP) が SR-IOV をサポートしていないために発生します。
この問題を回避するには、IOMMU 機能を無効にします。
例えば、CentOS7.4 で grub2、UEFI、intel_iommu:
1. /etc/default/grub を編集し、次の行を削除 します。
GRUB_CMDLINE_LINUX でintel_iommu=オン
2. grub 構成ファイルを更新します。
grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/centos/grub.cfg
3. 再起動
4. /proc/cmdline を確認します。
カーネルのコマンドラインにintel_iommu=on が表示されないことを確認します。
この回避策は、OpenCL™ BSP が SR-IOV をサポートしているため、インテル FPGA PAC には適用されません。 PAC 使用時に IOMMU が無効になっている場合、インテル® IOMMU ドライバーを有効にする手順については、 インテル® アクセラレーション・スタック・クイック・スタート・ガイド を参照してください。