Tcl コマンド clock seconds を使用して現在時刻を返し、clock format を使用してカスタム設定の日付と時刻の文字列を生成することができます。
clock format コマンドは、日時文字列の設定方法を制御する文字列を特定する -format という名前のオプション因数を受け入れます。日付と時刻のキーワードを指定して、現在の日時の特定の部分と置き換えられます。
こちらは、日時文字列を以下の要素と順番で生成するコマンドの例です。
- 4 ディジット の年
- 2 ディジットの月 (01 ~ 12)
- 2 ディジットの日 (01 ~ 31)
- 2 ディジットの時間、24 時間表記 (00 ~ 23)
- 2 ディジットの分 (00 ~ 59)
- 2 ディジットの秒 (00 ~ 59)
クロック・フォーマット [clock seconds] -format {%Y %m %d %H %M %S}
このコマンドは、次の文字列を生成します。
2005 01 10 15 16 55
こちらは、clock format コマンドで使用できるフォーマッティング文字列の表です。
%% | % 符号 |
---|---|
%a | 短縮形の曜日名 (Mon、Tue、など) |
%A | 完全な曜日名 (Monday、Tuesday、など) |
%b | 短縮形の月名 (Jan、Feb、など) |
%B | 完全な月名 |
%c | 地域特有の日付と時刻 |
%d | 月の日付 (01 ~ 31) |
%H | 24 時間表記の時間 (00 ~ 23) |
%I | 12 時間表記の時間 (00 ~ 12) |
%j | 年の通算日 (001 ~ 366) |
%m | 月ナンバー (01 ~ 12) |
%M | 分 (00 ~ 59) |
%p | AM/PM インジケーター |
%S | 秒 (00 ~ 59) |
%U | 年の通算週 (00 ~ 52)、日曜始まり |
%w | 曜日ナンバー (Sunday = 0) |
%W | 年の通算週 (00 ~ 52)、月曜始まり |
%x | 地域特有の日付形式 |
%X | 地域特有の時間形式 |
%y | 2 桁で示す年 (00 ~ 99) |
%Y | 4 桁で示す年 (例 1990) |
%Z | タイムゾーン名 |
リファレンス・サンプル
こちらは、その他さまざまな文字列形式の出力例です。
例 1
クロック・フォーマット [clock seconds] -format {%b. %d, %Y}
Jan. 10, 2005
例 2
クロック・フォーマット [clock seconds] -format {%I:%M:%S%S %p}
03:21:01 PM