インテル vRANを進化、ネットワーク&エッジ向けインテル® Xeon® プロセッサーを発表、エッジソフトウェアを強化

MWC 2022においてAmerican Tower、AT&T、BT、Ericsson、楽天、Verizon、Zeblokと協力

最新情報

  • 次世代 インテル® Xeon® プロセッサーとなるSapphire Rapids(開発コード名)のアーキテクチャーの機能拡張を発表。vRAN(仮想無線アクセス・ネットワーク)導入時の容量を最大2倍に向上1
  • ソフトウェア定義のネットワークとエッジ向けに特化して設計された最新のシステム・オン・チップ(SoC)となるインテル® Xeon® D プロセッサーを発表
  • Launched OpenVINO toolkit release 2022.1. OpenVINO™ 2020と比較で開発者によるダウンロード数が40%以上増を記録したOpenVINO™ 2021に続くOpenVINO™ 2022.1を発表
  • American Tower、AT&T、BT、Ericsson、Rakuten、Verizon、Zeblokが、インテルのサポートのもと推進する5G普及に向けた最先端技術を紹介

インテルは本日、MWCバルセロナ2022の基調講演において、新しいプログラマブル・ハードウェアとオープン・ソフトウェアを発表しました。ソフトウェア定義ネットワークとあらゆる分野でのエッジ推論が世界中で進む今、インテルは顧客や開発者コミュニティーによる大規模なイノベーション推進を支援し、市場の拡大とリーダーシップのさらなる強化を目指します。

MWCバルセロナ2022で、新たなアーキテクチャーの機能拡張や、次世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーとなるSapphire Rapids、そしてソフトウェア定義(ソフトウエアでの仮想化による)のネットワークやエッジ向けにゼロから設計された最新SoCとなるインテル® Xeon™ Dプロセッサーを発表しました。また、ソフトウェア分野での取り組みとして、パフォーマンスとフレキシビリティーを向上し、開発者によるエッジ・イノベーションを加速させるOpenVINO™ 2022.1やインテル® Smart Edgeの新しいソフトウェア・モジュールなど、ポートフォリオの大幅な強化も発表しました。

詳細情報 Intel at MWC Barcelona 2022 (プレスキット) | Intel Launches Xeon D Processor Built for the Network and Edge | Intel Advances AI Inferencing for Developers | Intel Showcases Technology Advancements for Network and Edge

インテルは、American TowerやAT&T、BT、Ericsson、Rakuten Mobile、Verizon、Zeblokなど通信サービス事業者や通信機器メーカー、大手IoT企業とともに、ソフトウェア定義によるネットワークやエッジの変革を推進する上でインテルが果たす根幹的な役割を解説しました。

インテル コーポレーション 上席副社長 兼 ネットワーク&エッジ事業本部長 シニアフェローのニック・マッキューン(Nick McKeown)は「ネットワークとエッジが変革する新しい時代を迎える今、この変革の進展にはインフラの構築・運用に携わる方々が新しい機能を迅速に導入できるよう、これまで以上にコントロールや適応性、拡張性に対するニーズに応えることが重要です。インテルは、現在そして将来にわたり、広範なエコシステムを通じて顧客やパートナーに最も有用なプログラマブルなハードウェアとオープン・ソフトウェアを提供することをミッションに掲げており、エコシステムとともにクラウド・ツー・ネットワーク・インフラストラクチャーのさらなる発展に貢献します」と述べています。

Sapphire RapidsによるvRANワークロードの向上

現在、vRANの導入は世界中の通信事業者の間で進んでおり、商用導入されているvRANのほぼすべてがインテルの技術をベースにしています。インテルは、この活発なvRANエコシステムの持続的な成長と妥協のないパフォーマンスを有するvRANの提供、そして通信事業者の求める重要な指標の達成に対するコミットメントを強化しています。インテルは、サムスン、エリクソン、楽天シンフォニー他の大手プロバイダーと協力し、次世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プラットフォームとなるSapphire Rapidsを搭載した新たなソリューションを市場に投入しています。

本日初公開された具体的の取り組みは次の通りです。

  • RANに特化した信号処理のサポートとしてSapphire Rapidsコアに実装された新しい独自の5G特化型信号処理命令の強化により、vRANの容量を最大2倍2に増加 させ、64T64R Massive MIMOの高セル密度などの高度な機能をサポートします。これにより、世界で最も導入要件が厳格な環境下においてもvRANを導入できます。
  • さらに、Sapphire Rapidsファミリーには、vRANワークロードに最適化されたアクセラレーション機能を搭載した新しいチップが追加されます。顧客は、次世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリーを通じて提供される幅広いオプションにより、ネットワーク構築時により高い柔軟性と最適化のポイントを享受できます。

ソフトウェア定義のネットワークとエッジ向けに設計されたインテルの最新SoC

インテル最新のインテル® Xeon® Dプロセッサーはゼロから設計され、ネットワークとエッジに特化した機能を搭載し、AI要件や暗号化アクセラレーション、内蔵イーサネット、Time Coordinated Computing(TTC)やTime Sensitive Networking(TSN)のサポート、産業クラスの信頼性を提供します。インテル® Xeon® Dプロセッサーはセキュリティー・アプライアンスやエンタープライズ・ルーター/スイッチ、クラウドストレージ、ワイヤレスネットワーク、AI(人工知能)推論などの機器に搭載され、データ生成場所の近接で計算処理が求められる場合などで優れた性能を発揮します。

インテル® Xeon® D プロセッサーは企業顧客、クラウド事業者、通信サービス事業者にとって、設置スペースや消費電力で制約のある環境など、さまざまな利用環境に適用でき、エッジでの低遅延、高性能コンピューティング、高度なセキュリティー、高いネットワーク・スループットを実現します。Cisco、Juniper Networks、楽天シンフォニーなど、70社以上の大手テクノロジー企業がインテルとともに、最新のインテル® Xeon® D プロセッサーを搭載したシステムの設計を進めています。

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新ソフトウェアへの投資によりエッジのビジネス機会を最大化

エッジでのコンピューティング処理が増加し、AI推論が産業を問わず重要なワークロードとなる今、インテルは2つのソフトウェア・アップデートを発表しました。このソフトウェアにより、堅牢なエッジ開発が可能になり、オープンでモダンなクラウドネイティブ・プラットフォームを通じて、インテルのハードウェア機能を開発者が包括的、かつ簡単にプログラムできるようになります。

インテルは、開発者によるAIのさらなる進化や、新規および既存のハードウェア性能の活用を支援するため、3年以上ぶりにOpenVINO™を大幅にアップグレードしました。OpenVINO™ 2022.1には、以下3つの機能強化が含まれます。

  • アップデートとともに簡素化が図られたAPIにより、TensorFlowモデルのインポートが容易になり、コードの移植性も大幅に向上し、市場投入までの時間を短縮できます。
  • 自然言語処理、倍精度モデル、高度なコンピュータ・ビジョンのサポートの強化により、モデルの対象範囲が広がり、より広範なユースケースとモデルタイプで大幅なパフォーマンスの向上を実現します。
  • 新しい画期的な自動最適化機能は、システム上のすべてのコンピュートとアクセラレーターを自動検出し、メモリーとコンピュートの容量に基づいて動的にロードバランスをとり、AIの並列化を向上させます。その結果、アプリケーション開発者は、ハードウェアのコンフィグレーションを事前に把握する必要がなくなりました。

American Towe、Zeblokはインテルとの協力のもと、インテル・プロセッサーとOpenVINO™を活用したAI-MicroCloud™ソリューションをあらゆるサービス提供地域で提供します。

インテルは、エッジでの新しいサービスの実現に向けて、インテル® Smart Edgeポートフォリオの新しいソフトウェア・モジュールを発表しました。これらのモジュールは、インテル® Xeon® プロセッサーに完全に最適化されており、ネットワーク・エッジにおける5Gユーザー・プレーン機能(UPF)のワークロードを高速化し、必要なレイテンシーと帯域幅の実現を支援します3。このモジュールは、ハードウェアの複雑性を取り除き、開発者のインテルCPUのパケット処理能力を最大限に活用したアプリケーション開発を可能にし、5G UPFのパフォーマンス向上に貢献します。

ネットワークとエッジにおける新時代のイノベーションを加速

インテルの製品ポートフォリオと、幅広い業界のエコシステムを通じて提供される共通のソフトウェア・プラットフォームにより、顧客は革新的なソリューションを迅速に構築し、このソフトウェアへの投資を未来のソリューションに活用することができます。

1 Claim estimated as of 2/10/2022 based on Sapphire Rapids architecture improvements vs 3rd generation Intel Xeon Scalable at similar core counts on a test scenario using FlexRAN software. Results may vary.

2 Claim estimated as of 2/10/2022 based on Sapphire Rapids architecture improvements vs 3rd generation Intel Xeon Scalable at similar core counts on a test scenario using FlexRAN software. Results may vary.

3See [1] at http://www.intel.com/processorclaims- Intel Xeon D. Results may vary.

Performance varies by use, configuration and other factors.Learn more at www.Intel.com/PerformanceIndex.