身近なエッジで AI を活用する
OpenVINO™ ツールキットで AI 活用の可能性を広げる
身近にあるさまざまなデバイスに AI が導入されれば、私たちの生活に大きな変化が生まれます。インテルは、OpenVINO™ ツールキットを使用したエッジでの AI 開発をサポートする、「エッジ AI リファレンス・キット」を用意しました。このキットでは、具体的なユースケースを開発するための Jupyter Notebook やハウツービデオ、具体的なチュートリアルをまとめて確認できます。
エッジ AI リファレンス・キット
エッジ AI 開発のリソースをまとめた「エッジ AI リファレンス・キット」では、OpenVINO™ ツールキットを使用して、自身で AI ソリューションを構築するだけでなく、AI ソリューションを既存のアプリケーションに統合することもできます。一度コンポーネントを構築してしまえば、さまざまな業界で使用可能な応用力の高い、カスタム AI 推論を行うアプリケーションの基盤として活用できます。ぜひ、OpenVINO™ ツールキットによる「エッジ AI リファレンス・キット」のベスト・プラクティスを活用して、独自のエッジ AI ソリューションを開発してみてください。 |
メーターをスキャンしてスマート化— 物体検出とセグメンテーション
アナログメーターに表示される数値を、コンピューター・ビジョンで読み取る「スマートメーター」を構築します。アナログメーターを使用している製造業やエネルギー分野における目視での検針業務を自動化します。アナログ情報をデジタルデータに自動変換し、分析して精度と信頼性を高める AI 推論機能です。
ソリューションの概要 (2:46)
「スマートメーター」の、物体検出とセグメンテーションについて実装例と実用例を解説します。
技術の活用 (8:50)
「スマートメーター」のサンプルコードについて理解を深め、活用を始めましょう。
インテリジェントな待機列管理 — YOLO* v8 による物体検出とカウント
動画から並んでいる人を検出してカウントし、小売店のレジ待ちの状態を監視する「待機列管理アプリ」を構築します。小売やイベントなどの待機列の人数を、コンピューター・ビジョンでカウントし分析することで、待機列管理の手間を最小化します。このエッジ AI リファレンス・キットで構築できるのは、物体検出 AI、カウント、意思決定を使用した、汎用性の高い物体検出の AI 推論機能です。
ソリューションの概要 (2:40)
「待機列監視アプリ」を開発する前段階として、YOLO* v8 を使用した物体検出についての実装例と実用例を解説します。
技術の活用 (19:32)
「待機列監視アプリ」のサンプルコードについて解説します。このビデオで使用方法を確認して、実際のサンプルでお試しください。
OpenVINO™ ツールキットとは
OpenVINO™ ツールキットは、AI 推論アプリケーションの開発を手軽に始められるオープンソースの汎用的な推論エンジンです。
- 共通 API を使用して、利用可能な処理能力を最大限に引き出すことで、一般的なハードウェア・プラットフォーム上での AI 推論を高速化し、導入を最適化
- さまざまな分野で使用可能な、幅広いトレーニング済みモデルを、TensorFlow や PyTorch などの良く使用されるフレームワークで選択可能
- ポスト・トレーニング量子化手法を使用して、モデルの再トレーニングや微調整が可能
インテルの推論エキスパート
インテルの AI に関するエキスパート・チームが、OpenVINO™ ツールキットを活用したディープラーニングや AI 推論ソリューションを、実環境のユースケース含めて、コミュニティー・サイト Medium で紹介しています。
Raymond Lo
コンピューター・エンジニアリング博士、AI イノベーション実業家、米国サンノゼ
Paula Ramos
エンジニアリング博士、コンピューター・ビジョン科学者、米国ノースカロライナ州
Anisha Udayakumar
AI イノベーション・コンサルタント、システムエンジニア、インド・チェンナイ
Adrian Boguszewski
コンピューター・サイエンス・エンジニア、ディープラーニング専門家、イングランド・スウィンドン
Zhuo Wu
電子工学博士、教授兼研究科学者、中国・上海
OpenVINO™ ツールキットを使用した事例
Megh Computing は、AI 搭載ビデオ分析を使用して、オペレーションを最適化しています。
PreciTaste* は、AI を使用して、クイック・サービス・レストラン (QSR) の食品生産を正確に予測しています。
カメラ搭載ドライブスルー・メーターは、QSR が食品生産を最適化するのに役立ちます。