この例では、OPRA FAST 規格のパーサーを Open Computing Language (OpenCL™) で実装しています。OPRA FAST は、ファイナンシャル市場における高スループットかつ低レイテンシーのコミュニケーション用に開発された規格です。
カーネルは、UDP オフロードエンジンから着信した圧縮 OPRA Fast データを解析し、UDP オフロードエンジンとイーサネットを介してフィールドのサブセットを返します。UDP オフロードエンジンは、カーネルに対する I/O チャネルとして表されます。
この例のカーネルは、10G のラインレートでデータを処理するように設計されています。詳細については、以下の「ダウンロード」セクションにある「OPRA FAST の概要と実装」ドキュメントを参照してください。
機能
- チャネルベンダーの拡張
- レイテンシーセンシティブなアプリケーションに適した低レイテンシー
- 単一動作項目カーネル
ダウンロード
このデザイン例は、OpenCL™ デバイス (.cl) およびホスト・アプリケーション用のソースコードを提供します。ホスト・アプリケーションのコンパイル用に、Linux* のパッケージには Makefile が含まれます。
以下のダウンロードは、この例のために提供されています。
このデザインの使用には、ハードウェア・リファレンス・デザイン・ライセンス契約の使用条件が適用されます。
ソフトウェア要件とハードウェア要件
このデザイン例には、以下のツールが必要です。
- インテル® FPGA ソフトウェア・バージョン 16.1 以降
- インテル FPGA SDK for OpenCL バージョン 16.1 以降
- ボードパッケージ: ネットワーク・リファレンス・プラットフォームとの互換性が必要
- Linux* の場合: GNU make および gcc
インテル® のデザインツールをダウンロードするには、OpenCL™ ダウンロードページをご覧ください。このデザイン例では、Linux オペレーティング・システムのみがサポートされています。
ホストシステムで 10G リンクの飽和状態を実現するには、特殊なハードウェアが必要な場合があります。以下のハードウェアの組み合わせで、10G の飽和状態の達成がテストされています。
- Solarflare SFN5122F イーサネット・カード
- 2X Avago AFBR-709SMZ トランシーバー
- Mellanox MAM1Q00A-QSA アダプター
- アドオン add-lc-lc-15m5om3 光ファイバーケーブル
OpenCL および OpenCL ロゴは Apple Inc. の商標であり、Khronos の許可を得て使用しています。
* 製品は Khronos 公開の仕様に基づいており、Khronos コンフォーマンス・テスト・プロセスに合格しています。現在のコンフォーマンス条件は、www.khronos.org/conformance で確認できます。