インテル Agilex 7 FPGA リビジョン A 開発キットの®一部で使用されているリニア電圧レギュレーター (LTM46XX) の問題により、インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション v21.2 を使用する際にコンフィグレーション・エラーが発生する可能性があります。このエラーは、コンフィグレーション時に インテル Agilex® 7 デバイスが必要とする電圧が、LTM46XX レギュレーターが供給するようにプログラムされた電圧よりも高いために発生します。
構成中に以下のエラーメッセージが表示される場合があります。
- エラー (18948): デバイスからエラーメッセージを受け取った: 外部ハードウェア・アクセス・エラー。(サブコードの0x0032、情報0x00800008、場所0x00001800)
- エラー (22248): コンフィグレーション中に PMBUS エラーが検出されました。エラーの可能性: VID 設定がインテル Quartusの Prime プロジェクトで正しくありません。ターゲット・デバイスが、ボード上のスマート・レギュレーターまたは PMBUS マスターへの通信に失敗します。
この問題を解決するには、 Linear Technologies USB-to PMBus コントローラーと Linear Technologies LTpowerPlay ソフトウェアを使用して、リニア電圧レギュレーターの不揮発性メモリーレジスターを再構成する必要があります。
PMBus コントローラーと LTpowerPlay ソフトウェアを使用して、LTM46XX デバイスの以下のレジスター値を構成します。
- VOUT_MAX = 1.0V
- VOUT_OV_FAULT_LIMIT = 30%
- VOUT_OV_WARN_LIMIT = 30%
これらの値を変更すると、LTM46XX 電圧レギュレーターが必要な電圧範囲内で動作するように構成され、インテル Agilex® 7 デバイスが正常に設定できるようになります。