Quartus® Prime ソフトウェアでは、仮想ピンにはクロックが関連付けられていないため、タイミング・アナライザーは仮想ピンに 0ns のクロック挿入遅延を使用します。この結果、ソースとデスティネーションのクロックパス間に大きなクロックスキューが生じます。
このタイミング違反を回避するには、次の 2 つのオプションのいずれかを実行します。
- 仮想ピンの周囲にレジスター・ラッパー・デザインを作成し、関連するクロックを持つようにします。
- Quartus® Prime 開発ソフトウェア・プロ・エディション・バージョン 17.1 以降では、以下の制約を使用できます。
入力ポートとしての Virutal ピン: set_input_delay -clock <クロックポート> -add_delay <delay> <仮想入力ピン> -reference_pin <入力ポートにフィードするレジスターのクロックピン>
出力ポートとしての Virutal ピン: set_output_delay -clock <クロックポート > -add_delay <delay> <仮想出力ピン> -reference_pin <出力ポートにフィードするレジスターのクロックピン>